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過去の日記置き場です。 いちおうしばらくは置いときます。 |
5月3日(木): ばかばか撮影隊・桜中継!(桜写真あり□)
5月4日(金): ばかばか撮影隊・函館激写編!(函館写真はじめました)
5月8日(火): 猫ズ近況報告(with まぬけ写真)
5月13日(日): ヒツジさん(某有名観光地・突撃取材写真あり!)
ばかばか撮影隊・函館激写編!(5月4日) きのうに引き続き、ばかばか撮影隊の函館紀行をお送りいたします。 まずは、たまたま通り道で遭遇したので思わず突撃取材してしまったトラピスト修道院。
ずーっと前にも一度函館を観光したことはあったのだが、ここに来たのははじめてだ。女子修道院の「トラピスチヌ」は市内なので必ず観光コースに入っているが、男子修道院の「トラピスト」のほうは町からかなり離れたところにあるので「どうしても行こう!という人以外はあんまり行かないねぇ」とそのときに地元のタクシーの運ちゃんから聞いていた。 そういうレア観光地(?)がいきなり道筋に現れたんだから、突撃取材を旨とするわが撮影隊としてはそりゃー行ってみなくちゃ失礼ってもんだろう。 それが、なかなか雰囲気たっぷりな場所だったのである。 標識にしたがってわき道に入っていくと、広い草原と並木道があらわれる。 その並木道をまっすぐまっすぐ歩いて行くと修道院に行き当たるのだが、その並木道がまたなんというか、まさに俗世から隔絶されていくような感じのしぶい雰囲気を醸し出しているのだ。
なんだか映画にでも出てきそうな素晴らしく北海道らしい場所ではないか。
ちなみに、事前に申し込みをしておけば内部の見学もできるそうだが男性のみだそうだ。ほんとうに女子禁制なのであった(ウソついてどうする)。 入り口の横に「祈り働く」修道士さんたちの写真が展示してあったけど、ひたすら農作業をして土木作業をしてクッキーとバターを作って(笑)祈って歌って、静かに禁欲的に生活しているらしい。写真を見るかぎりでは、かなり若い人たちもいるみたいだった。実際にそういう生活をしている修道士さんたちが日本にいるなんて、ちょっと不思議なカンジがする。彼らはいったいどういう経緯でここにやってきた人たちなんだろうねぇ。まぁワタシの大学には「神学科」もあったし教授にもカトリックの神父さんがたくさんいたから頭ではわかってたんだけど、現代の日本に生まれて若くしてそういう生活を選択する心境っていうのはすごく興味がある。 ちなみにワタシの学校では、カトリックの神父さんである教授たちは私有財産をもたないんだと言っていた。衣服や日用品なんかの必要なものを買うお金は、イエズス会から支給されるんだそうだ。 ・・・むっ、待て。 それじゃーあの高い学費はダレが懐に入れているのだあ! あの先生たちに払ってるんならナットクできるが、しかし・・・・!! なんだか釈然としないものがあるがこの際ここではそんなことはどうでもよいので次にいってみよう。 今回の本題、五稜郭の桜だ。 しかしっ!!!! 花が少ない。松前以上にちょぼちょぼでややハゲ感漂うところは、まるでこゆめを見るようなおもいだ。
ねっ、上から見るとよくわかるでしょ。ちょっとハゲてるのが・・・・ まぁしょうがないよね。ホントに寒かったから。どうせばかばか撮影隊の成果なんていつもこんなもんだしねぇ。けっ。(←自暴自棄) でも函館の町はやっぱりすてきなところだった。まさに和洋折衷って感じのかわら屋根のついた洋館なんかがぽちぽち立ち並ぶ坂をとぼとぼ登っていって、疲れて立ち止まったときにふと振りかえると海が見えるっていうのはなんともいえないもんだ。
これは「旧函館区公会堂」のバルコニーから撮った写真なのだが、この「公会堂」ったら、淡いラベンダー色の外壁に「マリアテレジアイエロー」ってカンジの鮮やかな黄色の梁の、なかなかアバンギャルドにハデハテな洋館でした。 ちなみにココの内部で「あなたもドレスを着てみよう!」みたいなありがちな商売をしていたが、そのドレスってのがヘンだった。 だって、こういうところで着るんだったらレトロな大正浪漫風だとか鹿鳴館ってノリの古風なドレスなのかなぁと思うでしょ。それが、並んでる衣装がどう見ても披露宴のお色直しか音大生の発表会かってカンジのごく普通のドレスなんだよね。 きゃーきゃー言いながら着て歩いてるおねぇちゃんたちが何人かいたけど、だまされてるよなぁ。ああいうのが着たかったらどこかのホテルのブライダルフェアにでも行けばタダでいやってほど試着できるのにねー。教えてあげようかと思っちゃったよ。ははは。 では最後に、おそらく函館でいちばんキレイな風景を。
ああ、ばかばか撮影隊のカメラではあの美しさの半分も伝えられませんね! とにかく函館の夜景は、わざわざ行って見るだけの価値があると思う。機会があったら是非函館山に登ってみることをオススメします。 このように我が撮影隊初の「函館ロケ」はつつがなく終了したのであった。 しかしばかばか撮影隊の活動はこれで終わったわけではない。北海道に撮影スポットあるかぎり、我々の挑戦は続くのである。行った先の天候を狂わすというオカルト撮影隊の次のターゲットはどこだ!次回の報告を括目して待て!! ・・こんどは吹雪いたり冷え込んだりしないといいなぁ。・・・・ |
技術の進歩(5月5日) ここ数日、ワタシは絶体絶命のピンチに直面していた。 マシンの調子が非常によろしくないのである。 あっ、きょうのネタはちょっとだけオタク入ってるかもしれません。たいしたことないと思うけど、用語等に不明な点がございましたらお問い合わせください。(笑) 思い起こせばこの連休のはじまった頃、IEのバージョンを上げたのがまずかったらしい。・・というのも実はワタシ、つい先週までIEをバージョン4.01のまんまずーーーっと使っていたのだった。もちろん理由はある。せっかく安定して問題なく使っているものを、新バージョンが出たからといってひょいひょいバージョンアップするのはキケンだと考えていたからだ。・・余談ながら同じ理由でいまだにFAT32への移行に踏み切れずにいるワタシは、生粋のDOSユーザー。 ・・なんていうと「なるほど、ちゃんと考えてるんだな!」というふうに見えるかもしれないが、実のところ半分くらいは単なる不精のせいであることはちょっぴり言いにくい事実である。 とにかくVer5.5もSP1まで出ていることだし、いい加減にアップしておくべきか!と軽い気持ちで最新のIEをダウンロードしたところに思わぬワナがあった。 新バージョンさんったら、またひときわHDDの容量をたくさん食ってくれちゃったみたいなのだ。のみならず「インターネット一時ファイル」のとっとき方が以前に比べて尋常じゃなくアップしているみたいなんだよね。 ワタシの貧しいマシン環境においてこれは致命的だった。 あれっ、この頃なんだかやたらとフリーズしやがるなぁ、と思っていたらついに「ディスク容量不足」でアプリの起動すら出来なくなってしまったのである。 「なんだとぉ!」と空き容量を調べてみたらなんと奥様!200MBしかないじゃーありませんか。これじゃあスワップファイルもなんも取れたもんじゃないじゃございませんことよ。まぁイヤだわ、なんでこんなことに?? しかしはっきりいって、元々ワタシのマシンのディスク総容量はたったの4GBしかなかった。それを(FAT32を拒否したばっかりに)2GBずつのパーティションに切ってあるので、当初なーんにも考えずにばんばん起動ドライブにアプリをインストールしまくった結果として元々空きは300MB強くらいしかなかったのだからムリもないといえば無理もない話である。 とにかくこのままではいけない。なんとかして起動ドライブの空きを増やさなくては死活問題だ。 ワタシはファイルを消した。狂ったように消して消して消しまくった。 ウィンドウズの使わない機能も全部とっぱらったがまだ全然足りなかったので、やむなくEXCELとWORDまで消してDドライブにインストールし直した。 なんというナミダぐましい努力であろうか! それなのに、そこまでしてやっと確保した空きは340MB。 貧しい。 なんという貧弱さだ!!! この作業の途中、あまりの情けなさに思わずタマシイが現状からの逃避を求めて遊離してしまい、そんなことをしたら悲しみが増すばかりと知っていながらついつい最新マシンのスペックをあちこちのサイトでのぞいてみた。そしたらなんと、デフォルト構成でHDDが20GBとか40GBとかがアタリマエになっているではないか。 なんじゃいこのディスク容量のインフレぶりは!!! 思えばワタシが会社生活で初めて使ったマシンのHDDは20MBだった。それだってゼイタクだったのだ。 なんだか太平洋戦争を体験したおじさんのように、「そこにすわんなさい!いいかね、ムカシは腹いっぱい米を食うなんてことは夢だったんだよ、ユメ!」・・・などと猫に説教したくなる。ぜったい聞いてくれないと思うけど。(・・・・) そういえば、最初の会社を辞める頃に当時の最新鋭のノートパソコンをインストールした記憶があるが、定価が100万円くらいしたそのマシンだってHDDは確か100MBくらいだったと思う。 次の会社でサポートをはじめた頃だって、当時としてはかなりの高スペックだったはずのマシンもHDDは500MBくらいが普通だった。 そもそも今使っているマシンだってまだ購入して2年である。買った時点では別に「4GB」っていうのは「並み」の容量だったと思うし、こんなに足りなくなるなんて思っていなかった。 ああ〜、まさにコンピュータ業界は日進月歩。ドッグイヤーだかキャットイヤーだか知らないが、その進化のスピードと速度や容量のインフレぶりときたらとんでもない速さなのである。 そんなわけで今回は文句をいいながらもなんとかマシン様をなだめて使っているが、なんとなくこれでこのマシンの余命もかなり短くなったような気がする。 新しいマシンが欲しい。早く欲しい。HDDを60GBくらいつけて死ぬほど余裕のスペックにして使い倒したい。 ああ、でも・・・・・ 我が家のクルマはなんと走行距離12万キロになんなんとしており、定期点検の際にディーラーさんから「余命いくばくもない」と宣告されているのである。 クルマかパソコンか。 はたまた両方か。(・・・・) 悩み多き春であることだなあ。(古文の訳文風) |
社会人はエライ(5月6日) おわっちゃいましたね、ゴールデンウィーク。 別にワタシは休日だろうが平日だろうが猫とごろごろしてゲームしてマイペースで過ごすことに変わりはないのであんまり関係ないんだけど。・・あっ、そこの勤労社会人の皆様、ごめんなさい。怒んないで〜。ひひひ。 そういえば、午後の早い時間にスカパーでやってた「ちびまる子ちゃん傑作選」ってのを何の気なしにつけてたら、ダンナが見て「げっ、もうそんな時間?!」と思って青くなっていた。そういえば今日は日曜日だった。ごめんごめん。ひひひ。(←コイツは・・・) 以前「サザエさん症候群」ってのが話題になったことがあったが、皆さんはご存知だろうか。普段会社では明るく元気でバリバリ働いてるような人が人知れずストレスを溜めてたりして、日曜の6時半に「サザエさん」がはじまると「ああ、日曜も終わりなんだな。また月曜日になっちゃうんだ」と思ってどっと落ちこみ、涙がぽろぽろこぼれてきちゃったりするんだという。 程度の差こそあれ、少しはそんな気持ちになったことがあるっていう人は意外と多いんじゃないだろうか。 やっぱり働いてお金をもらうっていうのはタイヘンなことだと思う。理不尽なことだってあるし、人にアタマを下げなきゃいけないことだってあるし、期待されたらされたでプレッシャーもあるし。 だから、勤労社会人はとてもエライ。ぜったいにエライのである! それでちょっと思い出したことがある。 最初の会社ではソフト開発の仕事をしていたから、納期によってはマジで会社に泊まりこむ羽目になったりすることがあった。そんな「ホントウに心からやばい!」状況に陥った仕事のひとつでのことだ。 その日は、ソフトの仕様を書いていたワタシと同期の青年、さらに下請けのソフト会社の青年が徹夜でテストとバグ取りをしていた。そのソフト会社の青年はワタシたちよりちょっと若くて、しかも新婚ほやほやだったのだが、その仕事はめちゃくちゃ煮詰まっていたので彼はもう何日も日付が変わるくらいまでプログラムを書いて書いて書きまくり、バグをつぶしてつぶしてつぶしまくっていた。 新婚だというのに家でゴハンも食べられない。 なかなか哀れなものがあったが、こちらも仕事なのでとにかくやってもらう他はない。 それでも「やばいんですよ!」と笑っているうちはまだよかった。 しまいに会社に泊まりこんで帰れなくなった日にゃー、奥さんにデンワする姿にも哀愁が漂う。 家に連絡したあと、肩を落として戻ってきた彼がいうには、「なんで毎日そんなに遅くなるの!」と奥さんからギワクの目を向けられているのだという。 彼はホントにものすごく若かったので、同い年くらいと思われる奥さんもたぶんものすごく若くて、ほとんど勤労経験がないまんま専業主婦になってしまったんだと思われた。それに彼から聞いた話では、そもそも彼女は残業がほとんど発生しない事務職しか経験していないらしい。 その基準で考えると、「いくら遅くなるっていったって毎日毎日仕事で午前様になるなんてことはとても信じられない!絶対どこかで遊んでるんじゃないの?!徹夜で仕事?!ウソでしょ!」・・・となってしまうようで、彼の家庭には新婚早々キレツが生じていたのだった(笑)。 いや、笑っちゃ悪いんだけどさ。仕事ではテンパってるわ、家に帰れば奥さんがテンパってるわではホントたまんなかっただろうなぁ。はははは。(だから、笑っちゃ悪いって・・・) 彼もしみじみ「同業者の女性とケッコンしとけばこんな時にすぐわかってもらえてラクだったのになぁ・・・」とぼやいていたのが印象的であった。 やっぱり、そういうときはせめて家族が理解してあげないとかわいそうだよねぇ。 とにかく働く社会人はすごくエライのである。だから働いてないヒトたちは働くヒトたちにあんまりムリを言ってはいけないし、タイヘンだなぁと共感してあげなくてはいけないのである。そこらへんの感覚が理解できない人は、理解できるようになるまでいっぺん外で働いてくるべきだと思うぞ!(妙に強気) ・・とここまで言っておきながら明日からまた猫との蜜月を過ごし、かつしばらく中断していたスパロボ攻略に戻る予定でいまからワクワクしているワタシであった。 ああっ、ごめんなさい、ホントにクズです。クズを自覚しているからゆるして。(そういう問題だろうか・・) |
クマ!(5月7日) すごいニュースを見てしまった。 なんと札幌市内で、クマが山菜取りの人を襲って殺しちゃったのだという。 いくら定山渓の山の中とはいえ、行政区分的には札幌市南区なんだよ!! とんでもないですねー。 やっぱり北海道の春にクマはつきものなのか(?)、この春は熊関係のニュースをやたらと見かける。動物園でこぐまちゃんが生まれました、なんつー平和的なニュースばっかりだったらいいのにねぇ。 まぁ、通常の生活を送っている日本人の皆様の場合、「動物園」や「登別クマ牧場」や「クマ牧場内・コグマの幼稚園」等の施設以外でヒグマとかツキノワグマとかハイイログマとか森のくまさんとかに出会ってしまったなんていうことはまずないと思う。 しかしっ! 油断してはいけないのである。 かくいうワタシも、なんと本州で一度だけクマと遭遇したことがあるのだった。 それはある年の暮れのこと。ダンナとワタシは群馬県内のややマイナー気味なスキー場に遊びに行っていた。 マイナーとはいえ某プリンス系列のれっきとしたリゾートスキー場なのだが、そこはとにかくいつ行っても空いている。確かにコースは少ないし緩斜は多いしで特に見所はないのだが(・・・・)、さすがにプリンス系だけあってレストランとかリフトとかの施設はそれなりに充実していて快適だし、空いているおかげでリフト待ちなどというものは全く存在しない。これは気の短い我々にとっては非常にポイント高いのだった。 そんなわけで我々は「正月休みだというのにこんなに空いてて一体経営はどうなっているのか?」と明らかに余計なお世話な心配をしてしまうくらい空いているそのスキー場で、空いてるのをいいことに調子に乗ってかっ飛ばしまくっていたのである。 その日は天気も良かったし雪質も悪くないしでなかなか爽快なスキー日和だったのだが、本当にガラガラだった。リフトを降りて滑り始めるとあっというまに他の人がいなくなってしまい、そのまま麓まで誰にも会わずに滑り降りてしまうこともあるくらいの見事な空きっぷりで、なんだか北海道とか外国とかのひろーーいスキー場にいるみたいでなかなか気分がいい。 ところが!! 快適にゲレンデをすっ飛ばしていたワタシは、前方にあやしい影を発見したのである。 百メートルちょいくらい先を、コースの右手から現れた四つ足の動物がのそのそと横切っていくではないか。 黒い。 まるっこい。 クマだよ!!! ワタシは青くなって「キキキーッ」と急ブレーキをかけた。当然の行動だ。 しかし!! 信じられないことに、後ろを滑っていたダンナが「あっ」とうれしそうな声を発しつつクマに向かって突進して行くではないか! ワタシは目を疑った。クマに向かって特攻していくようなダンナを持った覚えはないぞ! おいおい、オマエはバカか! その瞬間無常にもさらにエッジを立ててひとりブレーキをかけたワタシの脳裏には「生命保険はいくらだっけ」という生々しい考えとともに、何故かダンナの実家から「すおみさんがついていながら・・」とナミダながらに責められる光景がよぎったのだった。 しかし考えてみるとこの場合なぜワタシが責められなければならぬのだ。よくわからないが咄嗟に想像しちゃったのだから仕方がない。 しかし幸いにもそのクマさんは大慌てでゲレンデを横切り、あわてるあまりコースの左手のロープに足を引っ掛けてしまい藪の中にもんどりうって転げ落ちるようにして逃げ込んでいったのだった。 あとから考えればあのクマさん、大きさも中くらいだったような気がするし、きっといきなりわけのわからない動物に突撃されてよっぽどこわかったのだろう。 きっと冬眠の穴に戻って「いまね、いまね、ヘンな動物に追っかけられそうになったんだよ。こわかったよ、まま〜」と母クマに訴えているにちがいない。ちょっぴり気の毒である。 とにかく何事もなくてよかったよかった、うん。 ちなみにダンナに「なんでクマに突進するのねん!」と詰問すると、「クマじゃなくてシカか何か、かわいい動物だとおもった」と寝ぼけたことを抜かしていた。 どこの世界にあんな黒くてモコモコした体型のシカがおるんじゃい! そしたら「エゾジカとか・・・」となおも抵抗するではないか。 どうして本州の山ん中にエゾジカがおるのねん!エゾつったら蝦夷なんだよ!いっぺん屯田兵になって開拓して来なさい!! ・・・っていったら、ホントに北海道に転勤になってしまったし。はははは。(・・・・) でも、あとからそのあたりを見ると熊笹がいっぱい生えていたのが印象的であった。「熊笹」ってくらいだからやっぱりアレが群生してるところにはクマが出る可能性があるよって考えておいたほうがいいのかもしれない。 それ以来どうも熊笹の茂みをみるとイヤな気持ちになるワタシであった。 皆さんも熊笹を見たらを気をつけてくださいね!本州のリゾート地でも、いるんだからね〜。 |
猫ズ近況報告(5月8日) はたと気がついたのだが、5月に入ってからの日記には猫ネタがひとつもない。 いくら「猫ネタとは限りませんよー」と予防線を張ってあるとはいえ、三毛猫党としてコレはいかがなものか。 そんなわけで突発企画! まぬけな写真とともにうちの猫ズの近況をご披露いたします。 ここで「カワイイ写真」じゃなくて「まぬけな写真」を使うところがウチのポリシーっぽいでしょ。(笑) まずはこゆめ。 あいかわらずちっちゃくてテンのように長くて、ちょっとハゲ気味だ(笑)。さらに言うなら、あいかわらずハイエナのように人のメシまで奪い取って意地汚く食べまくっている。ホントにいつもブラックな子ね。 いやいや、そんなことはどうでもいい。それよりこゆめ、最近ちょっぴりお年頃みたいなのである。 以前から何かというと「きゅ〜」「ぴゃー」と可愛かったり可愛くなかったりする音声を発しまくって家じゅうを徘徊する子ではあるのだが、このごろなんだか意味もなく深夜に突然「ぴゃぴゃー」とむずかるように鳴きながら廊下をうろうろしたりする。さらに、これまでカンペキだったトイレの始末がちょっぴりヘタになってきているのも気になる。うーん、これって、いつか来た道通る道。なんとなく「もしかしてそろそろお赤飯・・・?」という雰囲気が漂いはじめているのだ。 思えばすおちゃんの最初の発情は生後11ヶ月になるちょっと前くらいだった。妹のこゆめも同じくらいのタイミングで来ると仮定すれば、6月の初めに生まれたこゆたんは今ちょうど生後11ヶ月。明らかにそろそろ覚悟しなくてはならない時期なのである。 ああ〜、こゆたん!オトナになんかならなくていいんだからね〜! でもウンコ玉つけて部屋じゅう練り歩くのはやめてね。くさいから。
うわさのおねえちゃん、スオミ。 この子はもうどうしていいかわかんないくらい甘えんぼに戻ってしまって、日夜うれしい悲鳴(・・というかマジ悲鳴)をあげているワタシであった。 特に最近は外出が多かったせいか、「またおいていかれるの?!」という危機感を抱いてしまったと思われるスオミの密着度もそれに比例して激しくなっている。うふふふ。(←結局喜んでるんじゃないか・・) ただし「いまひとつ思い通りにならない猫」であるスオミ様、相変わらず「おいで♪」と呼んでも寂しげな目で少し離れたところから見ているだけだったり、甘えていてもちょっとでも他の子の気配を感じると「・・・・・」と何かをあきらめたような目で立ち去ってしまったりという屈折した行動を取ることには変わりがない。 コレが、なんともイヤなんだよね・・・ 別にこっちが悪いことしてるわけじゃないし、むしろスオミのことは「長女」としていつも特別扱いしているつもりなのに、そういう態度に出られるとなんとなく「ごめんねぇぇぇ!」と思わされてしまう。非常にタチが悪い。 究極のイイ子かと思われていたスオミだが、実はかくれブラックな猫だったようだ。 それから、ちょっと前の日記でも書いたとおり、この頃目に見えてこゆめと仲良くなったのがちょっとうれしい。よくすおちゃんのほうからこゆたんに向かって「あそぼ!」とぴょーんと飛びかかって追っかけっこをはじめたり、通りすがりに毛繕いをしてあげたりしている姿も愛らしく、「ああっ、これってもしかして夢の仲良し姉妹!仲良し姉妹なのね!!」と毎度ワタシを感動の嵐に叩きこんでくれるのであった。 それにしてもすおちゃんは本当にかわいいです!(←おやばか) 「うきゅっ」とか「くるる」とか「みゃ〜ん」とか、始終カワイイせつなげな声をあげて迫ってくるのがもうたまらない。ここでこゆめと決定的に違うのは、スオミの声は常に可憐でかわいらしいという点である。あのハイソプラノでかわいく甘えられちゃうともう〜、しんぼうたまりまへんでぇ。 ああ、ただのノロケになってしまう。いかんいかん。 とにかくスオミはサイコーです!赤丸急上昇、イチオシの猫ですぞ!!(←?)うちの猫がこんなに増えたのも、元はといえばすべてスオミがあまりにも可愛くていい子だったせいなのだから。
ラストを飾るのは「伝説のばかばか猫」アイノくりたろう君だ。 アイノは相変わらずマヌケかわいく、ブサイクなところがまたかわいく、小心者なところがなぜかかわいいというお得な猫として我が家を闊歩している。 いるんだよね、こういうヤツ。特に取柄もなく役にも立たないんだけど、なんとなくにくめないタイプ。 ズルイというか世渡り上手というか・・・ そして相変わらずめちゃくちゃ毛吹いている。 そのせいでなんと!!! 毛玉が出来てしまった。アゴの下とケツに・・・・ アゴのほうはカタマリも絡まり方も小さいので毎日なでなでしながら少しずつほぐしていっているのだが、ケツは・・・・・・ 切るしかないだろう。(キッパリ) いずれにせよ、もはや冬物はクリーニングに出して収納せねばならない時期である。よってこの週末にはいよいよ猫ズにも「冬毛一掃セール・春の猫毛クリアランス大会」(?)と題して一斉にシャンプーを施すつもりだ。 ということは、アイノのケツ毛玉をカットしなければならないのである。 ああ〜、アタマがいたい・・・あの小心猫の毛玉なんて、どうやって切ったらいいのだ。 緊迫の結果ご報告をおたのしみに!
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トイレのアイノ(5月9日) 猫のトイレ。それは猫飼いの人々にとって永遠のテーマである。 猫を飼ったことがない人の誤解のひとつに「猫を室内で飼ったりしたらクサイんじゃないか」というものがあるのではないだろうか。 しかし!!猫は臭くない。ぜんぜん臭くない。目の前でくんくんニオイを嗅いでも臭くない。 ・・・ケツにブツをくっつけて歩いているときを除いてだが。 もし猫のいるおうちが臭いとすれば、それは猫本体ではなく猫トイレのほうだと思う。ことほど左様に、猫トイレの選択は重要なのである。 ちなみにうちにはトイレが3個置いてある。別に意図したわけではないが、人数分だね!このくらいたっぷり置いておけば不精者のワタシが少々トイレ掃除を遅らせても大丈夫だし、一泊旅行をしたときもぜんぜん大丈夫なので非常に快適なのだ。めんどくさがりの人は絶対複数トイレに限るよ!・・・掃除の手間も倍だけどね。まぁそれは置いといて。(←なぜ?) とにかくみっつもトイレを置くと、なんというか妙な住み分けといいますか、使い分けが自然発生するのがおもしろい。 トイレのひとつは使ってない和室のすみっこに置いてあって、あとふたつはなんと居間に置いている(これってけっこうチャレンジング?!・・だけど、べつにくさくないよ)のだが、そうすると歴史的小心猫アイノは当然ヒトの目がない和室のトイレに使用を集中させる。 そこまではイイ。 しかし何をやっても不器用なアイノは排便さえもヘタクソなのであった。 正確にいえば、排便ではなく便の後始末がめちゃくちゃヘタなのだ。 和室に置いたトイレにはフードがついているのだが、アイノがトイレに入ったあとはいつも「ずだだだだだ・・・・・」という謎のパンチ音が聞こえてくる。なんでそうなるのかよくわからないが、トイレの壁・・・というかフードの部分を激しくケリとばしているようなのだ。 猫がケリ?という至極もっともなギモンが湧いてくるところだが、目撃証言もちゃんとある。音が聞こえたときに咄嗟に見てしまったダンナの証言によるとトイレの入り口からアイノの顔と上半身がひょっこりのぞいていて、トイレ内部で不気味な打撃振動音が続いていたそうだ。つまり、後ろ足でケリを入れていたとしか考えられないのである。 それって、バタ足・・・・? オマエはフジヤマのトビウオか! っていうか、それはもしやウサちゃんキックか!! ああ、やっぱり「狩りをされる動物」だったんだね・・・・ さらに、いっしんにトイレにケリを入れるアイノと目があった瞬間の、その無心かつピュアーでつぶらな瞳にはナミダを禁じえなかった模様である。 もうひとつ付け加えさせてもらえば、そこまで必死にウサケリをしたにも関わらずアイノが出ていったあとをみるといつもまるっきり埋まっていないブツとご対面する羽目になるのだった。 このようにアイノのケリには意味も効果もないが弊害だけはしっかりある。うちのトイレ砂は「おから」製品を使っているため、あまり引っ掻き回すと崩れて粉々になってしまうのだが、この奇行のせいでアイノが使うトイレの砂はすぐに粉々に砕けてしまう。おかげで砂の保ちが悪くて仕方がない。 そんな粉状の砂を嫌うせいなのかバカが感染りそうでイヤがっているのかは不明だが女の子たちは主に居間のトイレを使うことが多い。たまに和室のを使うときはいつも「大」である。おかげで居間のほうはあんまり強烈な臭気に悩まされることもなく、いたって平和だ。ありがたいことである。 それにしてもあの謎のケリケリはいったいなんなのだろう。こゆめもブツを埋めるのはあんまりうまくないが、アイノほどじゃない。アイノ、きみはやっぱり・・・・・・・・いや、言えない。この先はとても言えないよ・・・しくしく・・・ |
オトナのしるし?(5月10日) おとといの日記で「こゆめがそろそろオトナになりそうな予感・・」と書いたが、ダンナがヘンな発見をした。 うちのダンナは「こゆたんキャットショーごっこ」(・・・・)をするのが好きで、こゆめにスキあらばすぐ「キャットショーごっこ〜!」と言いながらこゆたんを「びろーん」と伸ばして持ち上げている。 「そりゃなんじゃ?」とおっしゃるかた、ピンぼけですがこちらの写真をごらんください。こんなカンジです。
持ち上げられたこゆたんはいつも「・・・・・」と呆然とするのだが、なぜかしっぽは「ぴーん」と立ってしまうところがわらえる。そもそもいくら持ち上げるにしたってこんなに高く持ち上げなくっても良さそうなもんだが、ついつい頭上高くかざしてしまうためにますます「・・・・・・・」となるこゆたんがまたイイ味出していて毎度笑えるのである。 さらに、地面におろしたあとのこゆめの目が「・・・・?????」とものすごくまんまるになっているのがめちゃくちゃカワイイので、「またやってるよー」とあきれながらも決して止めないワタシであった。こゆたん、ごめんね♪ ちなみにブリーダーさんによると実際のキャットショーでは「ノルウェージャンはこういう審査はしない」そうなので、このアソビにはまるっきり意味はないことが判明しているのだが、カワイイからまぁいいか!というところか。(←?) それでダンナがなにを発見したかというと、このようにおなかを持って持ち上げたときに、はっきりと乳首の感触を感じたというのである。 もちろん仔猫だって乳首はあるので、ワタシはこゆめがもっとちっちゃいときにも「よちよち♪」とおなかを撫でていてちっちゃな乳首に触ったことはある。 しかし、こうも頻繁に「ショーごっこ」をしていながら、ダンナがこゆめの乳首感触に気づいたのは今回が初めてだったというのだ。 そこらへんの真偽はよくわからないが、もしかしてある程度成熟してくると、仔猫のときよりも乳首が大きくはっきりしてくるというようなことはないのだろうか。なんとなくありそうな気がする。 ああ、こゆたん!!!きみはもうすぐオトナなのか?それともこんなのは単なるダンナの勘違いなのか?? 真偽をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。 ああ、さびしいよぅ。(←?) |
まだまだゲーム中(5月12日) 発売日にはりきって購入してから、はや1ヶ月あまりがたとうとしているというのに。3月の終わり頃から日記にもぼちぼち登場していたあのゲームが。 「スーパーロボットα外伝」が、まだ終わらない!!! 確かに、ヒマなわりには集中的にプレイしていないというか、全然やらない日が何日もあったりするので、ペースが遅いのは仕方ないかもしれない。 しかしそれだけではないボリュームがこのゲームにはあるのだ。 「熟練度」という条件不定のパラメータを上げるために、死ぬほどリセットしているということは以前にも書いた。今読み返してみたら4月9日および11日の日記にもそのためにどのような作業をしているか書かれていたが、今それを見て思うことは。 甘い!! そのくらいで苦労なんて、めちゃめちゃべたべたに甘い!甘すぎる!! ということである。 あのときは「ステージをあたまっからやり直す」ためにリセットしていたが、そうやってアタマから何度かやり直してもせいぜい数時間を費やすのみであった。しかしゲーム後半にさしかかった今、1ステージをやり直しなしでまっすぐクリアするだけで数時間がかかるという恐るべきボリュームに遭遇しているのだ。 さっきクリアしたステージは、特に失敗もせず進めたにも関わらず3時間かかった。 もっともそんなのはマシなほうで、さらに言うなら、シビアな条件を達成するためにリセットを駆使したある面では、同じターンを10回くらいやり直したために1ステージ4時間以上かかったような気がする。 おそろしい。なんというおそろしいゲームなのだぁ!! でもやめられない。 そんなわけで、ときどきこの日記も書き忘れたりしながらも(・・・・)クリアに向けて日々努力する所存であります。 ホントはグランツーリスモも欲しいんだけどなー。今は余裕ないなぁ。 余談ながら、目を血走らせながら深夜にゲームをやってる時に「うるるにゃ〜ん」と急にむずかって走ってくるこゆたんをベタベタに甘やかしたり、ふと振り返ったときにシアワセそうにラッコ寝りをしているすおちゃんの姿を見たりすると、めちゃくちゃ心がなごむということを付け加えておきたい。 ホントに猫はいいですねぇ!いるだけで、みてるだけでシアワセになれます。 |
ヒツジさん(5月13日) きょうの札幌はめちゃくちゃいい天気だった。快晴かつ暖かい・・・というか、ほとんど夏みたいな気温だったため(12:00の時点で23.7度)、めでたく引退が決まったダンナの愛車のサヨナラドライブを敢行することになった。 願わくば、ワタシのマシーンの引退もすんなり決まって欲しいものである。ちっ。(5/5の日記参照) ・・そこまでは良かったのだが、なにせスタートが遅い。とても遅い。ものすごく遅い。なんともいえず遅い。 だって、起きたら12時ちょっと前だったんだもん。(・・・・) そんなわけで目的地もおのずと絞られることになった。すなわち「お手ごろな近場の観光地」である。お世話になったクルマ様のサヨナラドライブとしては情けないことこの上ないが、ここはひとつ華々しい観光地のひとつでもぱーっと回ってオトコの花道を飾ってもらおう。・・・ところでクルマってオトコかなぁ。まあいいや。 こうして選ばれた華々しくもお手ごろ、かつ近場の観光地とは!!!! 羊が丘だ。 札幌観光に訪れた旅人100人に聞けば恐らく9割以上が立ち寄り、しかもそのほぼ全員が記念撮影をしたと思われるあのクラーク博士像がある羊が丘である。さらに調査を進めれば、記念撮影をした人のうち2割はクラーク博士と同じポーズでカメラに収まったことが明らかになるはずだが、残念ながらサンプル数不足のためこの点については未検証だ。 ちなみに第二候補は藻岩山展望台だったが、コチラについて旅人100人に聞いた場合恐らく「立ち寄った」と答える人は2割程度ではないかと予想される。(以上、三毛猫総研・統計局調べ) 明らかにその認知度にはかなりの差があるわけであり、この場合やはり羊が丘を選ぶのが妥当であろう。 で、行って来ました、羊が丘。
見よ! クラーク博士だ! なんというこの観光地っぷり!我々は感動を禁じえなかったが、この像の他には特に見るべきものもないということに一抹の寂しさを覚えたことも事実である。 ところで上の写真のクラーク博士の足元に見える銀色のドームは、オープン間近の札幌ドームだ。すっかり出来上がって、あとはオープンを待つばかり!・・に見えたが実際はどうなんだろう。まぁ、いずれ我が撮影隊による突撃取材が敢行されるに違いない。ご期待ください。(?) そういえばココは、東京メッツ・・・じゃなくって札幌メッツの本拠地になるらしい。待ってるぜ、岩田鉄五郎!(水島新司ファン) それにしてもいい天気で空はどこまでも青く、見晴らしははるか遠く、爽やかな風が吹き、芝は青々としている。時まさに万物が新たに芽吹く春である。人はコレを最高のピクニック日和と呼ぶ。そして今はカンペキにオフシーズン。芝生もガラガラだ。 ああ〜、おべんと持って水筒持ってピクニックすれば良かった!!・・と我々ははげしく後悔した。 まぁ持ってこなかったものはしょうがないので、がっかりしつつその場を立ち去ろうとした我々は、いきなりおそるべきものを見てしまった。 なんと、アイノの群れである。
なんということだ! やっぱりアイノは猫以外の生物だったのか!! っていうかこのアイノたち、ハゲてるよ。 春だから、毛刈りされちゃったのかなぁ。どうでもいいけど、毛がないヒツジってヤギみたいだね。思わず「雪ちゃーん!」と呼びたくなってしまうのはワタシだけだろうか。 このように、貴重な野生のアイノの群れを確認することが出来たことはわが調査隊にとって収穫であった。って、いつから調査隊になったのだろう。まあそこらへんは深く追求しないとして。(←?) なにかを達成したという満足感とともに帰宅した我々は、我が家に生息する元祖アイノが我々の帰宅におどろいて逃げ惑うさまを見てしみじみ思ったのであった。 コレ、やっぱり、ヒツジかも・・・・・
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夏猫・こゆたん(5月14日) 春だ。 すっきりきっぱり思いっきり春である。 猫たちが格闘したあとには白い毛・黒い毛・三毛柄の毛がカタマリになって抜け落ちて部屋じゅうに舞い踊る、おそろしい春が来た。さらに、足元に仕掛けられた毛玉ゲロによるテロリズムにも厳重に警戒しなければならない春が来たのである。 猫テロリズムは一年を通して行われる活動ではあるが、特に春先にその動きが活発になることがよく知られている。春にさかんに行われるそれは、アレルギー体質のニンゲンにとって特に警戒を要する恐怖の破壊活動だ。 思えばスオミもアイノも冬生まれだったから、はじめての春夏はタイヘンだった。つまり、暑くなりはじめたころにコドモの毛が生え変わる時期と春の換毛期がツーステップで徒党を組んでやってきたのだ。 特にスオミのはすごくって、じゃらしで遊んで走りまわったりするたんびに「ぼわっ!」と細い毛が宙を舞った。その威力はまさに国際条約で堅く禁じられたはずの恐怖の武器、「ねこ化学兵器」と呼ぶに相応しいものがあったのである。 そんな経験もあって、今年の春もさぞや壮絶な攻防が繰り広げられることであろうと半ば覚悟を決めていたのだが! どうも今年は、いままでの春に比べると全然マシなような気がするのだ。 断固抗戦の意志を固めていたワタシとしてはなんだか拍子抜けである。 これにはやはり春が遅いうえにカラッと乾燥した北海道の気候も一役買っているのかもしれないが、それに加えて大きな違いがあることに気がついた。 おととしのメイン攻撃はスオミマスタード爆弾。去年はアイノ枯葉剤。となれば、順番からいって今年の主役となるテロリストはこゆめかなぁ、と思うではないか。しかし今年はこゆめの抜け毛がとっても少ないのである。 そう、幸いにしてこゆめは初夏生まれだったのだ。ちょうどコドモの毛が抜ける時期は、ラッキーにも冬の間に過ぎてしまったことになる。おかげでほとんど「抜け毛、増えたかな?」と意識さえすることなくその季節を乗り切ってしまったらしい。こりゃ助かった!! このようにコドモ換毛期と春の換毛期が合体することがなかったおかげで、春が来てもなお(今のところ)こゆたんの抜け毛は非常に微小だ。よく夏に生まれた猫のことを「夏猫」なんて呼んだりして「夏猫は弱い」とかいう年配のヒトがいるらしいが、なにをいうか! 夏猫、サイコーだよ!抜け毛は少ないし気は強いし運動神経はいいし食い意地は張っている! ・・・・・・・ 食い意地はどうかと思うけど・・・ いや、おとなしくて控えめでぽよんとした夏猫ちゃんもいると思います。すみません。 ちなみにこの「夏猫」ってのは、野良とか戸外で生活する子たちが夏に生まれた場合、まだ成長しきらないうちに冬が来ることになるために、最初の冬を越せない子が多くなる・・・ということから「弱い」といわれたそうなので、現代の室内飼いの猫ちゃんたちにはまったく当てはまらない。夏生まれの子がいるおうちの方もご心配なく。 でもマジメな話、夏とか秋に生まれた子ってけっこういいかもしれない。だって、寒い冬にちょうどぽわぽわの仔猫の毛皮を着て、あったかいふにふにの体で「ぴゃー」ってもみもみ甘えてくるんですよ。 サイコーじゃあーりませんか! 夏猫、ぜひ一度は狙ってみてください。(?) |
なつかしい光景(5月15日) あ、暑い。 きょうも札幌は27度超であった。5月に真夏日を連続で記録するというのはかなり異例のことらしい。いったいどうなっているのだ。週末にシバザクラを見に行く予定だというのに、この猛暑(?)のおかげで例年よりはやく満開になってしまったというではないか。や、やばい!やばすぎる!ばかばか撮影隊の運命や如何に!! しかしご安心を。(←なにが?) 明日にはまた最高気温も20度以下に戻るのだそうだ。もちろんそれを伝えるニュースキャスターは「残念ながら」という枕詞をつけることを忘れなかったが。・・・・・・ だから、そこがヘンだよ、北海道!なんで暑いのを喜ぶんだ。責任者出て来い! とにかくそのように昨日も今日も暑かったので、いきおいワタシも半袖Tシャツ姿で過ごしている。幸い湿度は低いので、窓を開けて風を入れればこれでちょうど快適に過ごせるのだ。がっ! 問題は猫ズである。 さすがに猫ズはユニクロのTシャツとかヘインズのシャツとかに着替えるわけにもいかないし、こう急に暑くなると抜け毛も間に合わないっていうか・・・(笑) つまり、気の毒にも純毛100パーセントのゴージャスな毛皮を着込んだまんまでこの暑さに耐えなければならないのである。 がんばれアイノ! ・・いや、こいつが一番ふさふさだからさ。ヒツジだからウール100パーセントだしね。うわー暑そう。 しかしこの突然の夏のおかげで、ワタシはなつかしい光景に出会うことになった。 すなわち、玄関の土間のひんやりした石の上で寝るアイノだとか、「べちゃっ」とたれぱんだのようによくたれた状態で半ばゲル化しつつ寝るスオミだとか、網戸になったサッシの近くの涼しい風が抜ける一等地を求めてわらわら集まってきてはだらだら寝ている猫ズの姿などである。 おおっ、なつかしい!これぞ久しく見なかった、夏のへたれ猫ではないか。 しばらく忘れていたが、このだらーんと伸びきってへたれまくった寝姿こそ夏の風物詩!(そうか・・?) なぜか家中で一番涼しかったりひんやりしてたりする場所を敏感に察知して、緊張感もプライドもゼロってかんじの姿で見る者の気力まで奪い取りながら夏を乗り切る猫たち。やっぱりコレがないと夏の気分が出ないよね! まさに金鳥の夏・ニホンの夏である。 どうせ明日はまた春に逆戻りするんだけれど、とりあえずきょうのところは夏気分を満喫させていただきました。北海道だってちゃんと夏は暑いんだぞ!今年の夏も、がんばれ猫ズ! |
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