黄金の犬(アイノの「イヌ疑惑」)
ぶじ名前も決まった「アイノくりたろう」は、その後なんの問題もなくブリーダーさんの元ですくすくと成長していきました。 ところがこのぼうや、なんだかちょっぴりヘンなのです。 なき声が「うぎゃー」とキングギドラっぽくてあやしいとか、他のきょうだいに比べてなんだか目がちっちゃく見えて、ちょっと器量がアレであるとか、そういう小さなことはどうでもいいとして。(・・・・) なにがヘンって、ルックスが妙なのです。 アイノくんはれっきとしたノルウェージャンのお父さんと、リッパなノルウェージャンのお母さんの間に生まれた子です。つまり、いちおうノルウェージャンフォレストキャットであり、それ以前になによりも猫としてこの世に生を受けたことは間違いありません。 それなのになんだかとっても猫っぽくないのです。 というか、はっきりいってしまえばものすごく犬っぽいのです。 しかも成長していくにつれて、その子犬っぷりにどんどん磨きがかかっていくではありませんか。 これはどうしたことでしょう。この子はほんとうに猫なんでしょうか。 もしかしたらブリーダーさんちの近所の紀州犬(推定)が許されぬ恋の果てに子犬を生み、たまたま仔猫を生んだばかりだったお母さん猫のところに「この子をよろしくおねがいします・・」とそっと置いていったのではないか? ・・なんつーバカなことさえ考えてしまう我々でした。(ブリーダーさんごめんなさい) そのようにごく小さな問題(・・・・)で我々を困惑のズンドコに叩きこみながらも、アイノくんは日々順調に育っていきました。 そして、ついに!我が家にやってくるときが来たのです。 さあ、そのときスオミは?! |
三国一のイヌっぷり!
この写真はブリーダーさんからいただきました!