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Michael Pitきまぐれ短信
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2012年1月-2月
2012/02/19(日)
良い天気の午後、自宅から横浜市鶴見区の獅子ヶ谷にある横溝屋敷までウォーキングしてきました。

横溝屋敷は慶長年間から名主を務めていた小田切氏の館跡に建つ民家。茅葺き屋根の母屋・表門(長屋門)・穀蔵・文庫蔵・蚕小屋からなり、横浜市の指定文化財になっていて、ここにくると江戸時代の豪農屋敷の様子が何ともいい感じで、とても癒されるのです。

今日は建物内部に入って、「へぇ!!」と声をあげてしまうほど驚きました。母屋の座敷いっぱいに江戸時代・明治時代・そして昭和のおひな様が20組ほど、五段や七段ある緋毛氈の雛壇もまじえて飾られていてすごい迫力でした。



昭和30年代のおひな様にはなつかしさを感じ、大きなおひな様を飾られる家の羨ましかったことなど子供のころの気持ちが甦ってきたり・・・。「人形は顔が命」とはよく言ったものですが、確かに美しいおひな様の顔にはうっとりと惹かれてしまいますね。




2012/02/13(月)
埼玉県幸手市で見かけたラッパスイセン。今年初の出会いで感動しました!このあたりは暖かい土地なのかな?と思っていたら・・・訪問した学校の先生が「暖かいところなのですよ」と教えてくれました。へぇ〜初めて知りました。春を告げるラッパスイセン。やっぱり大好きです。




2012/02/12(日)
日本語のツイッターをはじめました。日本語でより多くの人に演劇の新作公演や旅公演の情報を伝えていきたいと思ったからです。すでに英語ツイッターもあるのですが、こちらも少しずつつぶやいていますので、たまに訪問してみて下さいね。

今日は久々にウォーキングをしました。天気もよく気持ちよかった!日曜の午後は結構多くの人が歩いていたり走っていたり、また犬や猫にも途中会ったりして、癒された時間でした。




2012/02/08(水)
高校の演劇体験授業の発表会、無事終了しました。

今年は演劇大好きな子やそうでもない子、舞台に立つことが初めての子・・本当に今時の高校生たちがさまざまいて今一つまとめきれずに発表会まできたのが正直な話です。でも彼らに「本気でやりきれ!」と伝えた本番は、最高の集中力とお互いの信頼関係でみごとな成果を見せてくれました。発表会後の彼らの笑顔を見たとき、本当にうれしかったしホットしました。何かをやりきった達成感は彼らのたいせつな思い出になるはずです。私はまた一つ彼らからかけがえのない経験をプレゼントしてもらいました。

実は生徒が一人体調不良で出演出来なかったので私が代役を務めたのです。二度と味わうことの出来ない教え子との共演。いじらしいほどステキな生徒たちでしあわせな時間でもありました。

 達成感(と、開放感)


2012/02/07(火)

演劇体験授業の発表会の当日を迎えました。おかげさまで春の嵐の日に発表することになります。どんなことがあっても何とかする!の精神で生徒と発表に臨みます。
ワクワクドキドキ!報告をお楽しみに。

前日仕込みの様子↓
音響照明の準備は万全。 舞台は整いました・・・!


2012/01/15(日)
朝,、テレビを見ていたら、画家ベン・シャーンを特集した番組が流れていました。

リトアニアの貧しいユダヤ人の息子として生まれ、両親とともにアメリカに移住し、ニューヨークで石版工として働き、大学で学んだ後、画家の道を目指しフランスにも勉強に行ったベン・シャーン。「人がいいという絵画はすべて見たし、本も読んだ。しかし何も得るところはなかった。ここにいるのは、31歳の私、大工の息子の私だ。物語が好きで人が好きな私だ。私自身の目で見た世界を示さなくてはならない。」このあたりの説明がとても心に引っかかり、急遽、ベン・シャーンの絵画や写真を展覧中の神奈川県立近代美術館葉山に行ってきました。

貧しい労働者や農家の人たちの写真、少年刑務所の若者達がとても素直に写真に映し出されているのが印象に残っています。写真家とモデルの心の交流がしっかり出来ているから、このような笑顔や素直な表情を撮ることが出来るのだと思います。厳しい社会の中で一生懸命働く貧しい人間の姿に深いまなざしを向け、真実を描いていた芸術家の心に深く共鳴しました。とりわけ第五福竜丸事件を描いた「ラッキードラゴン」の絵は、アメリカの水爆実験の恐ろしさや核実験に対する怒りがひしひしと伝わってくる作品で強く惹かれました。

美術館を出て、相模湾を見渡し、芸術作品の意味について考えながら、ウォーキングもしっかりしてきました。

 よい展覧会でした


2012/01/08(日)
人生初めて東京Tokyo Disney Seaに行ってきました。昨年からここのショウに出演しているイギリス人のデニスに会うためでした。彼女は私の友達の友達で、紹介されていたのですが、なかなか会う機会がなかったのです。

今日は彼女の出演しているショウを見て、その後舞浜駅近くのショッピングモールで待ち合わせしました。舞台では素晴らしくステキなシンガーで、ちょっと緊張していたのですが、とてもやさしい気配りの女性でした。お互いに焼きそばとビールのセットを頼み、英語でおしゃべりしました。イギリスも演劇の仕事が減っていて大変だそうです。ですから日本で約1年間仕事が出来ることは、イギリスの俳優にとってラッキーなのだとか・・

どこの国も俳優の仕事はすくないのだなぁ・・ともあれ、初TDSと英語ざんまいの一時間半とで、心地よい疲れを感じている私です。

 TDS内にある1400人収容の劇場

 夜は大人の雰囲気


2012/01/06(金)
岩手県大船渡市のご夫婦から1枚の年賀状が届きました。

お二人は以前、同じ川崎市に住んでおられ、たまに演劇を観て下さってお世話になっていた方です。ご主人が定年退職されたのち、3年前から海や浜がきれいで親切な人がいっぱいの土地に移り住み、海のお仕事を手伝ううち、好奇心旺盛で誠実な人柄を買われ、いつのまにか市議として地域のために働くようになられました。そしてあの震災が起こりました。お二人のご無事は近所の知りあいから伝えられていました。年賀状には「無料の青空市」を開き、被災されたみなさんに支援物資をお渡ししている様子がたんたんと綴られていています。「今年も被災されたみなさんに寄り添って力を尽くします。」と書かれた言葉に、しばし心がジーンと熱くなりました。

お元気でいてくれたこと、そして私のことを覚えていてくれたことにうれしい思いでいっぱいです。




2012/01/04(水)
岡山で過ごすお正月休みも最後の夜を迎えています。両親もかなり高齢なのですが、自分たちのリズムでのんびり生きています。母の作る簡単な料理を何よりもおいしそうに食べている父親を見ていると、心が穏やかになってきたりします。普通の日常を送れることは、しあわせですね。

昨年の暮れに少し大きな図書館へ行ったら、不思議なことに次から次へと興味のある本が見つかって借りまくりました。それをこちらへ持ってきて、ほぼ読破。体力維持の山歩きの後は、地元の、お好み焼きや讃岐うどんを食べました。子どもの頃に慣れ親しんだ味は格別なものです。素朴な暮らしの中で癒され充電した日々でした。ふるさとはやはりありがたいものです。

 里山のアート


2012/01/01(日)
新春。
毎年の事ながら、ふるさとの岡山で新年を迎えています。

元旦から、山歩き。約2時間かけて児島半島の天目山を登ってきました。耳を澄ませば、せせらぎの音、鳥の鳴き声、風の音・・どの音も自然で心地よく私の心に流れてきました。ふるさとの自然に癒されています。この山道の途中には"ほほえみ岩"があります。穏やかな天候のもと、なお一層うれしそうにみえるほほえみ岩。今年の幸せをお祈りしてきました。頂上では、贅沢なコーヒータイム。おいしい!山登りは新鮮な達成感を味わうことができるから大好きです。

 児島湾が一望の下

さて、今年もますます厳しい年となりそうですが、演劇を通して、みなさんと共に生きることの大切さを考えていきたいと願っています。たくさんの出会いをたのしみに・・。今年もよろしくお願い申し上げます。
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