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Michael Pitきまぐれ短信
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2006年11月-12月
2006.12.30(土)
劇団の忘年会も終わり、のんびりした年末を過ごしております。

昨夜、人がいない静かなスポーツクラブのプールでゆっくり泳いでいたら、10月頃見た「かもめ食堂」の一場面を思い出しました。フィンランドのヘルシンキで日本食堂を経営している女性が主人公なんですけど、この店がまったくはやらない。でも人生に疲れたり悩みをかかえてたりしている普通の人たちがこの店に出入りする中で、人が人を呼び話題を呼んで店が繁栄していく・・ただそれだけの映画ですが、人間っていいな・・と嬉しい気持ちになれるのです。あせることなくマイペースに信念を持って、そして人の輪を大切にしていくことがしあわせをよぶのでしょう。その主人公の女性がプールでのんびり泳ぐ姿が実にリラックスしていて印象的だったのです。わたしもそんな風に無駄な力をはらずに生きていきたいなと思うのですね!

年末、冬枯れの三ツ池公園 冬は冬できれいな三ツ池


2006.12.23(土)
イギリスのプリマスからこんなクリスマスツリーの写真が送られてきました。

ChristmasTree

なんだかホワーッとあたたかくて、きれいですね。


2006.12.09(土)
12月の寒さの中早咲きの「日本水仙」に出会いました。なんでこんな時期にと思いましたが、春のさきがけの花だそうです。それにしても愛らしく、気品溢れる姿は大好きです。
寒い冬に白い花びらを美しくなびかせていました。

日本水仙 もう水仙に出会うなんて


2006.12.06(水)
日本舞踊の稽古で市川へ。一ヶ月も仕事の都合でお休みしていたものですから、踊りの”振り”を思い出すのにもぉ〜苦労しました。体は本当に正直です。日頃の稽古の大切さを実感しました。


2006.12.03(日)
ときおり出かける葉山の坐禅会場にて「紅葉を愛でる会」が開かれ、劇団のMさんとお友達と三人で参加してきました。集まった人数は総勢30人弱?まずは敷地内の掃除です。広い庭は紅葉がとても美しく、それはあでやかに風にゆれて豪華絢爛です。屋内外をキレイにしたのち会場内へ集まって、参加者の方による「クリスタルガラスヒーリング(?)」なるもので私たちの心の中をキレイにしてもらいました。ガラスの音色がとっても繊細でまろやかなのです。気持ちがすーっとしてきます。

坐禅会場の秋 坐禅会場の秋

敷地内外と心の掃除のあとは食事会。それぞれが持ち寄ったご自慢の手料理をたくさん頂き大満足!ここでの坐禅会を主催されている老師との出会いから坐禅に親しんでいった一年。俳優と言う職業を持つ私がなぜこんなに興味をを持つんだろう?きっとそれは「呼吸」「心と体の調和」「集中力」そんなことを俳優として学び伸ばしていきたいからかもしれません。


2006.11.30(木)
先日、英語坐禅会で、 The view of interdependence makes for a great openness of mind.  ということばを聞きました。このinterdependence を辞書で調べて「相互に依存する」と訳していたのですが、よく掴めなくていました。

その後、通常の座禅会に出席して、それが実は「縁起」と言う意味だとわかりました。様々なことが複雑に絡み合って今現在の自分の状態になっている=お互いに”相依相成”しているのであり、それぞれ個別に存在するものでない。何か一つの原因で悲しかったり嬉しかったりするのではない。「縁起の考え方は心をすばらしくオープンにしてくれる」。

つながりあっている存在を大切にする心は気持ちをよりリラックスさせてくれるとかんがえればよいのかなぁ・・一つ単語と考え方を学びました。

楓は遅くまで色づいていて カエデは遅くまで色づいていて


2006.11.27(月)
坐禅友達がこのところ少しずつ増えてきています。うれしい〜
私は冬場の坐禅道場が好きです。なぜって、それは冬の冷たい空気がぴーんと張りつめていて、すごく寒いけど集中しやすいからなのです。はじめて参加のお友達もその空気と静けさに心地よさを感じたようでした。何もしない時間、何も考えない時間・・その贅沢さをこれからも味わっていきたいのです。

黄葉 冬に向かう日々


2006.11.20(月)
運動不足解消のため、ひさしぶりに三ツ池公園にウォーキングへ出かけました。
午後には雨もあがり、公園内には今とばかりに犬の散歩や運動をする人達がちらほら・・。木々はかなり紅葉していて秋の色合いが本当に美しい!この季節の色は「日本の和」を感じさせてくれますね。約1時間半歩き、体もほどよくほぐすことができました。

秋の三ツ池公園 色づく木々


2006.11.16(木)
岡山弁の方言指導の仕事が昨日終わりました。
10日前に初めてお会いした俳優さんたちもすっかり私を信頼して質問をしてくれるようになりました。そのぶんこちらも真剣に仕事に取り組むことができました。俳優さんと心通うような仲になること、また台本上で方言に疑問があることに対して最後までその思いを捨てずあきらめず監督にぶつけていくこと・・これは方言指導には大切な心得だと思います。はじめての経験でしたがふるさと岡山の作品に関われたことは大きな喜びとなりました。このTVドラマについて詳しいことが発表されたらここでもっと詳しく紹介さていただきたいと思います。お楽しみに!


2006.11.14(火)

牛窓しおまち唐琴通り

今日は牛窓の”しおまち唐琴通り”という古い町並みでの撮影でした。エキストラのおばあちゃんもいい味を出してとぼとぼと歩いてくれました。

ロケの最中に道具担当の女性と話をしていたのですが、なんと彼女は高校生の時に青年劇場の”翼を下さい”を観ていたのです。ふたりして「すごい偶然じゃなぁ〜」と言い合ったのでした。

こんなふうにスタッフの人たちとも少しずつ親しくなってきていますが、わたしの仕事もいよいよ明日で終了です。最終日も気合いをいれてえぇ仕事をせんといけんなぁ!


2006.11.12(日)
昨日は岡山県瀬戸内市牛窓の海遊文化館での撮影でした。江戸時代、朝鮮通信使が12回にわたって来日したそうですが、ここ牛窓にも寄港して文化遺産を遺していったそうです。この博物館を見学しているという設定で民族衣装を着て芝居する俳優さんたちの横で、わたしも岡山弁のチェックをします。

今回は比較的方言が多いシーンだったので俳優さんたちも大変でした。教える私が落ち着かないと教わる方も不安になります。ちょっとした言葉の上がり、下がりで方言のにニュアンスが違ってくるしその言葉の意味も変わってきます。あらためて方言指導者の台本を読む力の大切さを確認しました。聞こえてきた会話に会館職員の方が「岡山弁になっとる」と喜んでくれていました。俳優さんたちが自分たちのお国言葉を喋ってくれることは本当にうれしいものなのです。

牛窓のオリーブ園<BR> 牛窓のオリーブ園
海の向こうは小豆島


2006.11.10(金)
昨日は瀬戸内市長船町にある日本刀を作っていらっしゃる鍛刀場での撮影でした。撮影前に仕事場に入って見学させていただきましたが、玉綱から不純熱を取りのぞく鍛錬の作業に「ワォ!」と驚き見入ってしまいました。古代から江戸期にここ岡山でこのような日本刀づくりをしていたとは知らず驚きの連続でした。ここのご主人である刀匠のかたがこのドラマにも出演され自然な演技でいい効果を醸し出していました。やはりその土地ならではの職人さんから自然に出る雰囲気にはかなわないものがありますね。子役の子供たちも岡山弁をしっかりマスターしていきいき演じていました。岡山は晴天続きでロケも順調に進んでいます。私も気合いをいれてばんばろう!

刀工 川島正城さん 
刀工 川島正城さん 出演もされます。


2006.11.8(水)
方言指導の話題の続きです。ロケ先が牛窓というところなのですが、ここは岡山のエーゲ海と言われているほど暖かいところです。撮影の期間を通して地元のタクシー会社の方が協力してくださっていますが、きのう私の実家に近い運転手さんと出会いました。そして今朝家の近くで待ち合わせして下さり、岡山駅まで出ると実家から一時間はゆうにかかるのが、なんと牛窓まで18分で到着!暖かいのは気候だけではありません、地元の皆さんに感謝です!


2006.11.7(火)
TVの方言指導の仕事が岡山で始まりました。撮影開始は朝早く、岡山駅から出るバスに実家から乗り継げるものがなく、自転車で駅前まで出ています。35分かかりますがよい運動だと思ってペダルをこいでおります。岡山弁を話す設定の俳優さんたちを始め皆良い感じです。今日はあちこちで強い風が吹いたようですが岡山もたいへんでした。みな寒さに堪えながら仕事をしています。

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