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Michael Pitきまぐれ短信
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2006年9月-10月
2006.10.29(日)
三軒茶屋の映画館でお友達と「佐賀のがばいばぁちゃん」を見てきました。

原作は元B&Bの島田洋七さんです。B&Bと言えば広島・岡山出身のコンビでよくお互いの県をおかしくバカにしあっていたのがおもしろくて、岡山をバカにしたことを言われるとつい「なんでぇ!そんなことないわぁ・・」とテレビに向かって言っていたものです。

映画は子どもの頃に広島の家から佐賀のおばあちゃんの家に預けられた洋七さんとおばぁちゃんの心暖まる物語です。昭和30年代の頃のお話なので、小学校の運動会のシーンで女の子たちが身につけている黒の"ちょうちんブルマ"がなつかしく、その姿にジーンときたりと、とにかくどの場面でも笑いと涙が止まりませんでした(年齢がバレる・・)。

「がばい」とは「すごい」の意味だそうです。たしかに今は亡き私のおばぁちゃんにも母親とは別の「たくましさ」「知恵」「やさしさ」がたくさんあったように思います。


2006.10.23(月)
11月にTVの仕事で岡山弁の方言指導をすることになっています。

いま台本と格闘中ですが、生まれ育った言葉とはいえセリフに言い換えるとなんだか微妙なニュアンスがわからなくなって・・それで岡山の母へ電話をかけて聞いてみたりしております。わたしが「これを岡山弁に言うとどぉ言うん?」と聞くと「なんでぇ〜わからんようになってきたが〜もぉ頭がいてぇ〜」と岡山弁で騒いでおります。

当分の間、岡山弁が頭から離れなくなりそうです。でぇれぇ大変なことになったわ!


2006.10.22(日)
ここのところ坐禅会にはまっております!はい・・・

今日の日曜坐禅会に参加するため、坐禅友達のオランダ人女性と駅で待ち合わせしていました。一人で来るものと思っていたら、前に坐禅会に参加したドイツ人男性も来て、びっくり!8月の日舞のワークショップで一緒だったドイツ人女性のボーイフレンドで、前回はその彼女のつきあいで来たのでしたが、なんと彼はそのときから坐禅にすごく興味を持ったようで、来月京都のお寺に坐禅をしにいくそうだとか・・・一日10時間も坐禅をするそうですよ。(すごいもんだ・・)


2006.10.14(土)
一ヶ月ぶりに鶴見のお寺のEnglish坐禅会に行って参りました。

まず2回坐禅を行い、その後トーキング、それからもう一度30分ほど坐禅を行いました。今日はとても集中して坐禅をする事ができたようで、終わったときなんともいえない心地よさと身体の柔らかさを感じました。心が外界のすべてのことに敏感になっていたようです。まさにアレクサンダーテクニークと同じ効果です。

今日のトーキングの話題は「Food」。やれ肉はよくないだとか、キノコ類は体によいのか悪いのか・・話は尽きませんでした。大切なことは、「よく寝ること」と「呼吸を大切にして生活すること」だそうです。よく寝られるということは、その日を充実して生きられたということにつながりますよね!ほかの参禅者の話も少しずつ聞き取れるようになってきてたのしい!もっと英語の勉強に励まなきゃ!!!

新鶴見操車場跡地にて 秋、空気も澄んで


2006.10.8(日)
久しぶりに北鎌倉ウォーキングへ。
北鎌倉駅近くに”ネコの絵”専門のかわいらしいお店ができていて、思わず入ってみると・・・そこにはなんともふわふわした美人ネコが休んでおりました。おもわずシャッターを押してしまいました。

毛繕い中 毛繕い中

今日は秋の晴天で空気も澄んでいて歩いていても気持ちがとても良かったです。北鎌倉から山沿いに港南台近くのバス停まで2時間半強。心身のトレーニングにはウォーキングは最適です。


2006.10.7(土)
劇団の先輩である森三平太さんが、今年の7月30日、食道ガンのため亡くなられました。本日、偲ぶ会が日本青年館にて行われ、多数のかたが参加されました。

「愛が聞こえます」1999年の舞台写真。

ご本人お気に入りの一枚だったそうです。

森さんとは私の初舞台である『真夏の夜の夢』ではじめてご一緒させて頂きました。自分の父のような年齢の方が、それは魅力的な妖精の王オベロンを演じていらっしゃる姿にびっくりしたことがついこの前のようによみがえってきます。妖精役のひとりだった私に「妖精のメークはこうやるんだよ」と声をかけてくださったこともありました。

地方の学校公演から始まった『真夏の夜の夢』が東京公演として新宿朝日生命ホールで上演される当日、「これは東京公演ですよ」と”気張ってやりなさい”コールを送ってくれました。森さんの心の中にはいつも「怒り」のようなものがあったように思います。それが森さんの役に対する執念にとなり、「役を生きて」いたのではないかと思っています。

森さん、お疲れさまでした。ゆっくりお休み下さい。


2006.10.3(火)
週一度、演劇の授業をするため栃木県の高校に通っております。大切にしていることは、演劇を学ぶ環境は楽しくて、創造的で、そして主役は学んでいる生徒たちであるということです。最初、ゲーム一つするにも恥ずかしがって、自己紹介するにもふざけていたのが、次第に自分の表現力に自信を持ち始めてきています。そうすると集中力が生まれてきます。私の授業に来るときのスピード・表情・声のトーン・・それらが前向きな色彩に変化しているのです。生徒たちとの時間の共有を大切にしていきたいと思っています。

キンモクセイ、
秋の香り


2006.9.23(土)
爽やかな秋の午前中、神奈川にある女子校の文化祭に行って来ました。

目的はとある企画展。「憲法9条」について、そして改正について、将来選挙権を手にする若い彼女たちが歴史的事実を調べ、一般参加者達にその真意を解説してくれるというワクワクするものです。現憲法が戦争の反省のもとに作られたものであること、そしてそれは押しつけなどではなく国民の大多数がその内容に賛成して作られたものであることなど、とてもわかりやすい言葉でいきいきと説明してくれます。自分たちの力で「知ること」は自分の視野を広げ、理解を深め、それが豊かに生きるための力になる・・・彼女たちと「知ること」を共有できて、すがすがしい気分となりました。

秋の空 秋の空のように

2006.9.16(土)
先週に引きつづき、鶴見のお寺のEnglish坐禅コースに行って参りました。今日もドイツ人の友達とそのボーイフレンド(二人とも英会話ができます)、そして劇団のYさんも参加しての座禅会でした。

お目当てのF老師も今日はいらしていてまず一安心!それにしても今日はたくさん外国の方が参加されていてびっくりしました。だって今日F老師が来るなんてネット上にも書いていないのに・・・それだけ人気があり連絡が行き届いているのでしょう。坐禅の直前にはさりげなく「その足の組み方でだいじょうぶですか?」とやさしい笑顔で話しかけてくれ、心がすーっと和んでいくのがわかりました。

その後の英語法話会のなかで印象的だったのは、「痛みをブロックすればするほど痛みはますます増えて苦しくなります。その痛みを抱えないでふわーっと落としてみる。そうすることで苦しみもいつのまにか和らいでいきます」という言葉です。一つのことに囚われいつも空回りしがちな私には「もっともだ!」と思えました。身体論からていねいに説明して下さるGoodな老師です。もっと英語を勉強して彼の英語が全部わかるようになれたらな・・・と思う座禅会でした。でもドイツ人の友達も「すばらしい先生だった!」と心底感心していました。よかったよかった!


2006.9.9(土)
鶴見のお寺のEnglish坐禅コースにドイツ人のお友達と参加してきました。
アメリカで坐禅を長く教えられていて、アレクサンダーテクニークも学んでいらっしゃったGoodな老師がくるはずだったのですが・・・・・・
急用が入りその老師が来られないことが坐禅中わかり困ったことになってしまいました。
でも、こんな時こそみんなで助け合うものです。
日本語がわかるオランダ人の方の通訳と、英語が出来る日本人と、英語が少し出来る私の変な通訳で、その後の討議・質問コーナーもなんとか進みました。
私にとってはまたまたとてもよい英語の勉強になりましたが、ほかの外国人の方にとっては少し物足りなかったかもしれません。でもこんなアクシデントは日常的にあるものです。その場を一生懸命取りはからってくださった今日の老師のやさしさ、そして今日参加していた外国人の方達の心の大きさに、わたしは疲れたけど暖かい優しさをたくさん感じました。


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