2006年5月-6月
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2006.6.24(土)
神奈川県にある男子中学生の土曜講座「平和をつくる」に講師として参加してきました。前半は水爆実験の悲惨さを題材にした小作品を朗読。「えぇ〜朗読・・」となんとなく乗り気ない彼らも私が語り始めると自然と話の世界にはいってくるのでした。
アフタートークでは、第五福竜丸事件について先生からのコメントもいただきながら話をしましたが、生まれる前の話しであるにもかかわらず関心は深くて驚きました。さすが”平和の講座”を選択しているだけある!
休憩をはさんで演劇ワークショップをやってみました。。これも照れていやがっていたのですが、心身を解放するためのゲームを始めると目の色をかえて走りまわったりころげまわったり、もう大変なはしゃぎようでした。「ふだんこんなに走ることがないのです」と先生。演劇的な要素を取り入れた”遊び”に慣れていないことと(子どものころ「ごっこ」遊びをしていない?)、自我が芽生えたばかりの男の子特有の照れがじゃましてか、なかなか演劇的表現にまでは至りませんでしたが、彼らと過ごした2時間はとても有意義で楽しいものとなりました。
2006.6.11(日)
川崎区にある桜本小学校の体育館で新井英一さんのコンサートを聞いてきました。
このあたりは在日韓国・朝鮮人の方達が多く住んでいます。この小学校に以前勤めていらした先生が「2世としてのかっとうをまっすぐに表現する新井さんの歌を、地域の人たちに生で聞いてもらいたい」という熱い思いを長年暖めて企画されたものです。
新井さんがコンサートの中で言った言葉がよかった!「僕は29才でデビューしました。有名になりたくて歌手になったわけではく、歌が歌いたくて歌手になりました。そして歌いつづけていればいつか飯も食えるようになるだろうし、家族も養えるようになると信じてきました。学校で音楽を教わったこともなく。好きなことなら続けていればうまくなっていくのです。」
夢を誠実にひたむきに実現していった人だから言えるのでしょうし、その言葉は私たち観客の心に希望をあたえてくれます。35才から独学で勉強し始めたピアノで「さとうきび畑の唄」を熱く情感たっぷり語るように歌い上げる彼の声はこの桜本の町に吸い込まれるように響き渡りました。
2006.6.4(日)
本日、旧神奈川県立川崎南高校の武道場で、『ムネモシュネの贈り物』という芝居の公開通し稽古(プレビュー公演)を観てきました。これはインドネシアの"テアトル・ガラシ"と日本の"ク・ナウカ"という2つの劇団による合同作品です。テーマは「人間の記憶」と「他人との関係」。現代はパソコンやテレビ携帯電話など多くの道具が人間の記憶を助けていますが、逆に人間の能力をだめにしているのではないかという問いかけから演出家と出演者が話し合いながら即興のようにこの作品を創作していったそうです。
殺風景な武道館で、わずかな照明・音響にベースの生演奏、加えて映像までをうまく用い、おもしろい演出で観るものの創造力をかき立てます。鍛えられた俳優の身体と動きを楽しませてくれる芝居でした。
2006.6.3(土)
夕方の帰り道、顔見知りのすごく愛想の良い茶ねこに出会いました。
5人の子ども達に囲まれさんざん体をなでなでされています。
性格の良い猫なのでおとなしくなでられているのですが、
その顔はがまんしすぎてひきつっていておかしいのなんの・・
ねこにしてみれば災難でしようが、ほほえましいひとときでした。
こちらは鎌倉の茶ねこ
2006.5.28(日)
最近読んだ本から、「”ビジョニング”の秘訣」について。
自分の目的地=ビジョンについて、本当に気になっているのは何なのか、どこにひっかかっているのか、自分は本当はなにを望んでいるのか・・・安心して本心をさらけだせるよう、自分だけを相手に対話しながら探っていくことはビジョニングの作業の一つだそうです。
そして成功につながるビジョニングの秘訣は「人に言わないこと」だそうです。人に相談するにしても、情報や意見やコメントをもらう、という距離のとりかたが、後の推進力になるそうですよ。これには私も同感です。自分の実行したいことを人に話すとなんだか決意の力が抜けてしまうような気がするのです。
「こうなりたい自分」を、「いつまでに?」を意識して具体的に描くことは大切ですね。
鶴見川縁にて
2006.5.27(土)
青年劇場は、紀伊國屋サザンシアターにてシェイクスピア作『尺には尺を』を上演中です(28日(日)まで)。
今日はイギリス人のお友達が観劇してくれました。お芝居大好きで、しかも母国の大作家の作品なのでお誘いしたのですが、どうやら少し難解だったようでした。(シェイクスピアを日本語に訳すと、いきおい難しい言い回しになってしまいます。)
彼いわく、「(英語の)原作を買って勉強します」。本当にまじめでかわいいのです!彼とはひさびさの再会だったので芝居後はビールを飲みながらたのしく近況を報告しあいました。日本人のお友達を誘って観に来て下さった彼に感謝・感謝です。新しいお客さんとの出会いは大切ですからね・・ほんと!
2006.5.19(金)
今日は、先日お亡くなりになられたK先生との約束を果たしてきました。
先生が勤務されていた学校で来年行う予定の芸術鑑賞行事について、劇団の『3150万秒と少し』について話し合うはずでした。今日、先生の学校にうかがって、代わりの担当の先生方にお話を聞いて頂きました。国語科の教室でお芝居の説明をしたのですが、お二人ともあたたかい対応でわたしを迎えて下さり、そのそばにニコニコしてK先生がいらっしゃるように思えたものです。
K先生にはこの芝居を観劇していただきたかったのですが、残念ながらそれはもう叶いません。でも代わりの先生2人がその仕事をしてくれそうです。
ナガミヒナゲシ
2006.5.7(日)
足尾に山登りに行ってきました。といってもわたしの登る山はいつも往復3時間程度のなだらかな山です。今回"備前楯山"というなんだか響きがふるさとの岡山を思わせるものに登って来ました。それもそのはず、だいぶ昔に岡山出身の人がこの界隈で銅山を発見したのが元でこの名前になったとか・・ほぉ〜足尾と岡山がこんな形で結びついていたなんて驚きでした。ちょうど新緑の季節でベイビィ・リーフ達が爽やかに風になびいていて美しかったです。緑がやさしい色のハーモニーを奏でていました。
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山のあちこちにヤシオツツジが咲いていました。つぼみも愛らしいです。 |
2006.5.4(木)
5月です。もう5月なんですねぇ〜
連休の間に図書館で調べものをと思い、
ここのところ4日連続通っています。
昨日と今日は自転車で30分の所にある”平和記念館”の資料室に行って来ました。
お昼はお弁当を買って隣の公園でピクニック気分で食べたり、
また資料室に戻ったりと、思う存分調べものをたのしんでいます。
帰りに見つけた藤の花。思わずカシャッとシャッターを押してしまいました。
優雅に風になびいて
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