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Michael Pitきまぐれ短信
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2005年4月-6月

2005.6.23(木)

きりぎりすくんはたびにでたいとおもいました。
「ぼく、みちをみつけるんだ。」
そう言って、へんてこで愉快でおもしろい虫たちに出会い、
かれらの生き方に振り回されながらも、
否定せず自分の行く道をただひたすら歩きつづけるきりぎりすくん。

アーノルド・ローベールの「きりぎりすくん」という、
おもしろい絵本に出会いました。
旅をするといろいろな場所でいろいろな人に出会い、
いろいろなことを学ぶ・・
ステキな旅をこれからもしたいものです。

なんという名前の花でしょうか…


2005.6.8(水)
先週末、二年ぶりに長野の戸隠に行ってきました。お馴染みの飯縄山にも登ってきました。山ツツジが見頃で、新緑の緑ともども、景色がすばらしくきれいでした。

でも登山靴を新しくしたおかげで足が痛くて困ってしまいました。そんな時は日頃履く靴下をはいてその上に登山用の靴下をはくとよいと、山小屋のお兄さんが教えてくれました。それをもっと早く知っていたら・・・

泊まった宿の夕食は旬の山菜料理ざんまいで、お腹も心も大満足なのでした。

ツツジと飯縄山 ツツジと飯縄山


2005.6.1(水)
久々に三ツ池公園までウォーキングしました。新緑のなか絵を描いている人たちや、犬を連れて歩く人たち、テニスをする人たち、池の鯉が飛び上がるところをカメラで撮そうとしている人たち…日中の公園はのどかです。

こうやってのんびり歩いている私もそうとうのどかでありますが・・・。でも昨年暮れから小劇場公演や留学、五月公演と続いて休む間もなく、ようやく一息つけるようになった今日この頃。イギリスでの研修について振り返り、まとめ、今後について考える時間も持てるようになったのでした。

一時間歩き、お腹がすいたので100円回転寿司屋に入りお昼を食べました。この値段でこの新鮮さ!やはり日本は食べ物が最高ですよ!(いや、これは絶対です。)

三ツ池公園のポピー 三ツ池公園のポピー


2005.5.28(金)
久しぶりに近くの鶴見川沿いを一時間ほどウォーキングしました。
天気が良くて気持ちいい〜
そう言えば去年の今頃もこうやってウォーキングしていたなあ・・

今は野バラが咲いていて気持ちをたのしませてくれます。
そのうちアジサイの花にも出会える。
やっぱり散歩は体にも心にもいいものですね。
これからも続けていこうとあらためて決心したのでした。


2005.5.28(金)
渋谷で「やさしくキスをして」というイギリス映画を観てきました。グラスゴーを舞台に、アイルランド人女性とイスラム系移民男性の恋愛を描いたラブストーリー。惹かれ合う二人ですが、お互い違う宗教・文化・家族の問題などの現実が障害となってしまいます。
これらの問題は複雑で簡単に解決出来る問題ではないけれど、それでも若い彼らが自分たちの気持ちを正直に貫き通そうとする姿に「よくやった!そうでなきゃ」と拍手を送りました。いい映画です。


2005.5.25(水)
今日の早朝、最寄りの駅に行ったら横浜駅でトラブルが発生したとのことで、
横須賀線が上下線ストップの混乱劇に巻き込まれてしまいました。

電車のトラブルにはずいぶんイギリスで鍛えられたので、
「まあ、なるようにしかならないか・・・」
とのんびり考える事ができるようになったようです。

おかげで9時に舞台仕込み集合のはずが、
なんと会場についたのは11時になりましたが・・
まあ、こんな時はあわててもしかたがないですものね。


ちなみに会場からの帰りにも、
人身事故とのことで同じ横須賀線が大幅遅れに遭遇。
なんて日だ(笑)。


2005.5.18(水)
ナース・コールの公演中、たくさんの方から差し入れを頂きます。今日は作家の高橋正圀さんのお知り合いからサンドイッチを頂きました。私が手にしたものは、「生クリーム、コーヒーゼリー、…」ここまではいいのですが、「加えて納豆入り」というものでした。

これがひとつのサンドイッチの具なのです。一瞬「えぇ〜」と思いましたが、勇気を出して食べてみるとこれがなかなか美味しい!味はほとんどコーヒーゼリーだけで、納豆の独特の匂いはなくて豆の感触だけが残るくらいです。

イギリス留学中、町中で売っているサンドイッチがおいしくなくて水で飲み込むように食べたことを思うと、これは変なサンドイッチだけど味が繊細でおいしいのでした。(いや・・本当・・)


2005.5.16(月)
先週の土曜日、『ナース・コール』公演が始まりました。
きのうは高校の恩師が教え子(私の先輩にあたる方)を連れていらして下さり、今日は高校の同級生が久々に観にきてくれました。友達とは終演後コーヒーを飲みながら高校時代の話で盛り上がりました。
俳優という仕事のおかげでこんななつかしい友達や恩師にも会えて、自然と会話ができる。ありがたくうれしいことだと思うのです。


2005.5.9(金)
『ナースコール』の稽古の休憩時間、劇団の人に案内されて、
不意にカナダからの演劇人二人が稽古場にやってきました。
急きょ、わたしが通訳に指名されてしまいました。--;
多少喋れると見るや、このお二人は容赦なく質問を投げかけてきます。
おかげで緊張する間もなくあれやこれやを大嶋流英語でかわし(汗)、
どうにかこうにか理解してもらえたようです。
これもイギリスでつけた度胸のたまものかも?
(しかし頭のなかは全力疾走後のような状態でした。
 でも楽しかったです。^_^v)


2005.4.26(火)
近所の公園の花壇でラッパスイセンを見かけました。

3月頃イギリスのあらゆるところでさっそうと咲いていて、
私はその可憐さと元気よさに励まされていたのです。
日本人が桜を見て春だなと思うように、
イギリス人はこの花---英語でダッフォディル---が咲き始めるのを見て、
春の到来を感じ、喜び合うのだそうです。

そして今日この花のことを書いた有名な詩を見つけました。


水 仙 
 ウィリアム・ワーズワース

スイセン

谷また丘のうえ高く漂う雲のごと、
われひとりさ迷い行けば、
折りしも見出でたる一群の
黄金(こがね)色に輝く水仙の花、
湖のほとり、木立の下に、
微風に翻りつつ、はた、踊りつつ。

天の河(あまのがわ)に輝やきまたたく
星のごとくに打ちつづき、
彼らは入江の岸に沿うて、
はてしなき一列となりてのびぬ。
一目にはいる百千(ももち)の花は、
たのしげなる踊りに頭をふる。

ほとりなる波は踊れど、
嬉しさは花こそまされ。
かくも快よき仲間の間には、
詩人(うたびと)の心も自ら浮き立つ。
われ飽かず見入りぬ──されど、
そはわれに富をもたらせしことには気付かざりし。

心うつろに、或いは物思いに沈みて、
われ長椅子に横たわるとき、
独り居(ひとりい)の喜びなる胸の内に、
水仙の花、しばしば、ひらめく。
わが心は喜びに満ちあふれ、
水仙とともに踊る。

(田部重治訳 岩波文庫)


2005.4.21(木)
昨年目にとまったナガミヒナゲシがまたあちこちで咲いています。
駅に行く途中、自転車をこいでいく途中で目にとまるとなんだかほっとします。
今年も出会えてうれしいなぁ…。

いま青年劇場五月公演「ナース・コール」の稽古の真っ最中。
みなさん観に来て下さいね!


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