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2003年1月-6月
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2003.6.12(木)
この間、長野市の学校で公演してきました。
一日休日があり、私は戸隠高原にショートハイキングにいってきました。森林植物公園を歩いていると聞こえてくるのは鳥たちの鳴き声だけ。その世界に集中していると、心も体も新鮮な活力が湧いてきてしあわせな気持ちになれました。「熊に注意!」の立て看板を見つけたときはちょっと怖かったけど、とても良い休日でした。詳しいことはまたお知らせしますね。
2003.6.1(日)
今日、六本木にある俳優座稽古場にて「燃えろ、芝居屋!ぶっつけ本番!リフレッシュ・カーニバル」VOL.1 ―NO WAR YUJI
NO― がおこなわれました。
実行委員長は俳優座の有馬理恵さんです。ある日、一人の高校生の平和を訴える演説をしている姿に衝撃を受け、創造者である俳優の私たちは「もっといい芝居を創って、もっといろんな人に観てもらいたい。それを実現できる平和な時代も守らなければいけない」と思われたそうです。そのための第一歩として、様々な劇団が集まりパフォーマンスを通して「戦争・平和」について確かめあう場を設けられたのでした。
私も「朗読」で参加しました。いろんな劇団・俳優の熱いエネルギーをすごく感じ、私もますます熱い炎を燃やしつづけていこうと感じました。実行委員会のみなさん・俳優座のみなさん、今日は本当にお疲れさまでした。
2003.5.29(木)
Tシャツ一枚で過ごせる夏のような日。
『愛が聞こえます』の旅公演の二日目は群馬の学校ででした。
(劇団の公演案内はこちら)
今日の生徒さんはストーリーを大人の目線で感じ、観て下さり、とても良い関係が持てた舞台になりました。終演後の座談会で「舞台の一人一人がその世界を生きていてびっくりした!」と言っていた生徒さんもいたそうです。
初演(1996年5月)から7年、今回のコースが最後の公演です。
よい出会いのある旅にしたいです。
2003.4.30(水)
昨日・今日と劇団総会がありました。
これからの青年劇場を私たちがどんな劇団にしていくのか、
青年劇場がこれからどこに向かおうとしていくのか、
さまざまな角度から議論された総会でした。
これからも私たちは演劇を通して「創造」することにたゆまない努力をしつづけ、
新しい「演劇」を作り出して行くことを確認しました。
私も新鮮な気持ちで前進していきたいと思っています。
2003.4.17(木)
今日の東京は初夏のような暖かさでした。そんな中、岩波ホールで『おばあちゃんの家』を観てきました。田舎のおばあちゃんとそこに預けられた都会暮らしの男の子の心温まる生活を描いた韓国映画です。
ケンタッキーフライドチキンが食べたいと我ががまを言う男の子のためおばあちゃんは本物の鶏を買ってきて料理します。しかし出てきた料理に男の子は「何でチキンが水に溺れているんだ!」と泣いて怒ってしまいます。
そのような田舎暮らしの生活の中で、わがまま放題に生きてきた男の子が少しづつ優しく成長していく姿がとても自然で、ほほえましい映画でした。
今はもういない私のおばあちゃんを思い出し泣いてしまいました。
2003.4.13(日)
今日、地元の演劇鑑賞会で劇団NLTの公演「幸せの背くらべ」を観ました。
この作品には黒柳徹子さんが92歳?の裕福な未亡人役で出演されています。ぼけ具合といい、年寄り特有のおかしさ、いじわるさ、ひがみ、悲しさ・・・など魅力的に演じていらっしゃいました。
終演後劇団の仲間と楽屋に寄らせて頂きました。
この芝居は再演なのですが、それぞれの俳優が役の気持ちを以前より理解できるようになってきたのでさらにおもしろくなってきているそうです。内容をもっと分かり易くするためにセリフを工夫していることなど、演劇に対する情熱あるお話を聞かせて頂きました。短い時間でしたがとてもうれしかったです。
カーテンコールで、イラク戦争に対して反戦をこめたお話をされていたのも印象的でした。
一年ぶりに会った黒柳さんは、やはりエネルギッシュな鉄人でした。
2003.4.5(土)
今月4日より青年劇場公演『袖振り合うも』を新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演しています。マチネーの公演終了後、同シアターにて「イラク攻撃と有事法制に反対する演劇人の会」反戦リーディング第2弾がおこなわれました。
青年劇場の公演を観にいらして下さった川崎の教職員のかたがたと開場まで2時間行列して入ってみると、会場はこの会に賛同する人達で溢れかえっていました。山崎ハコさんがギターを弾きながら「反戦」を熱唱します。おそらく数時間前に台本をもらったばかりの俳優や劇作家たちが「反戦」の朗読をつなげていきます。
舞台にいるひとも観客席にいるひとも、「平和・反戦」と言う言葉の大切さをどれほどこの会で再確認させられたことでしょう・・・会場が一つになる美しさに心がふるえました。
”私たち「歴史の記憶を語り続ける義務を持った」演劇人は、爆弾を落とす側でなく、爆弾の下に住む人々と共にあり続けることを、本日、表明いたします。”
2003.3.31(月)
最寄りの駅に行く途中に短いながら桜並木があります。いま三分咲きというところでしょうか。
今年もまたたくさんの花がついています。毎年見る風景ですが、とても嬉しい気持ちになるのです。桜のあまい匂いも心をやさしくしてくれます。
2003.3.26(水)
最近、わたしの心に強く響いた文章から。
「イラクの人口の半数以上は十五歳以下の子どもたち。
私は十三。
あなたが殺そうとしているのは、この私です。
運が良ければ私は即死するでしょう、
スマート爆弾が炸裂し三百人の子どもが死んだように。
不運にも私はゆっくり死ぬかもしれない、
劣化ウラン弾でガンになった少年のように。
いえ私は死なないかもしれない、
精神的障害をかかえて何年も生きる少年のように----。」
(米メーン州の集会にて・十三歳の少女)
これ以上罪なき人々、女性、子ども達を戦争の犠牲者にしないでほしい・・・・
私は戦争に反対します。
2003.3.18(火)
最近、雨にうたれながら帰宅する事が多いです。そのつど、びしょぬれになった冬のコートたちに「今年も寒い冬の間ご苦労様!」と声をかけながらクリーニング屋さんに出しています。
今夜も一つコートにお疲れさまと言いました。
雨にうたれて帰るあいだ、今夜観た韓国の子供ミュージカル「古くからの約束」を思い出していました。夢や願いがどれほど大切なことか、その願いを適えるためにどんなことがあっても守る約束がある・・・大人も子供も夢をいつまでも願いつづける事はステキだなあ〜と明るい気持ちになり劇場を出たのですが・・
その夢が見られなくなるような戦争が始まると言うニュースを聞きました。
明るい気持ちから一気に重い気持ちになってしまいました。
すべての人間が傷つき悲しい思いをする。
戦争には反対です。
2003.3.2(日)
大変ご無沙汰していました。この間ロンドンへ行っていたりなにかと忙しくしておりました。
今日はマイカル本牧でやっと「ハリーポッターと秘密の部屋」を観てきました。前作のときと同じで涙を流しながらたっぷりハリーの物語を堪能しました。
しかしマイカル本牧は遠い!横浜からバスに揺られて40分。ランドマークタワー、山下公園、中華街ほとんど横浜観光の気分でした。休日の横浜は人が多いですね!
2003.1.26(日)
今日は暖かい日だったので、また鎌倉に行ってきました。
目的は海外の方へのプレゼントを買うことです。
季節柄、民芸品店でおひな様の人形が目立っていましたが、
私は和紙屋さんへ行ってみました。
しかし何を買って良いものやら迷ってしまい、結局お店の方に相談することに。
意外と、一番好まれるのは「和紙」そのものだそうです。
お店の人いわく、「海外の方は発想がユニークですから、色々なものに利用されますよ」。
和紙に日本の美しさを感じて喜んでいただけたらいいな・・・
2003.1.12(日)
新しい年になって始めて鎌倉にウォーキングに行ってきました。
鎌倉は最寄りの駅から35分ととても近く、
気分転換に歩きに行くのに最高の場所なのです。
駅前から少し歩く本覚寺で初詣をし、
「今年も良い年になりますように!」とお願いしてきました。
初めて登った衣張山(きぬばりやま)からは相模湾と江ノ島がきれいに見渡せて、
そこで食べたおにぎりがとてもおいしかったです。
2003.1.4(土)
みなさん、あけましておめでとうございます。新年はどのように過ごされましたか?
私はこの年末年始、韓国に行ってきました。
大晦日の23時ごろ、ソウル市中の大通りは新年を祝おうとする多くの人達でいっぱいでした。サムルノリのリズムにあわせて踊り歌う人達のパワーはすごかったです!
いよいよカウントダウン、「…3、2、1!」。そしていっせいの歓声。
熱い新年のはじまりでした。
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