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Michael Pitつれづれ 前のページへ 次のページへ

(1998.春)
私は今『真珠の首飾り』横浜公演を成功させるために、まいにちまいにちランドマ−クタワ−のそびえ立つ、桜木町・関内かいわいを歩きまわっています。

芝居を一人でも多く観てもらうために人を探す、出会いのある仕事です。人と出会うのは、エネルギ−が必要だけど、その2倍も3倍もエネルギ−をもらえるものなのだと、つくづく感じています。

また私は最近、ボイストレ−ニングを勉強し始めました。心と身体をリラックスさせ、自分の身体をどう解放させるかという事を目的にしています。集中することは、楽になる事なのかもしれない・・・そこを訓練していきたいと思っています。

加えて朗読の勉強も始めました。先生は劇団NLTの真弓田一夫さんです。朗読を始めたおかげで、今まで読んでいなかった太宰治などを読むようになりました。手始めに読んだのが「御伽草子」ですが、これが面白い。かちかち山とかこぶとり爺さんとか昔話を今風に解釈してユーモアたっぷりに話して聞かせてくれます。わくわくしながら「次はどうなるんだろう」と、あっというまに読み終わってしまいます。

いま朗読でとりかかっているのが芥川竜之介の「蜘蛛の糸」です。極楽や地獄の様子を考えながらどう言葉で表現するかを考えています。毎日一回は読むようにしています。今更ながらですが、勉強するのって発見があって楽しいことなのですね!

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