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Michael Pit海外にも行ってみました 前のページへ 次のページへ
サムルノリのリズムにのって −再び韓国−Part1

2002年の暮れから年明けにかけて、二度目の韓国旅行に行ってきました。今回はフリーの旅。好きなところを歩き、お腹がすいたら食べたいものをたべるというきままな旅でした。

宿泊したホテルは鐘閣(チョンガク)駅近くにある世鐘荘というところです。なにやらあやしい酒場裏通りの細い道をはいっていくと宿がありました。安旅館といったところでしょうか?食事提供はなく、シャワーはありますがバスタブはなし。でもオンドル部屋で暖かく、冷蔵庫もあり清潔で、自分の部屋にいるような安心さが感じられました。受付のお兄さんが親切で、たいへんお世話になりました。

いよいよ歩き回るぞーという二日目の朝、外を眺めてみると昨晩降った雪が薄く積もっています。遠出はできなさそうなので地下鉄3号線安国駅(アングク)近くの北村(プクチョン)一帯を散策することにしました。ここは細い路地が迷路のようにのびていて、昔のたたずまいがそのまま残っている地域です。

北村界隈 北村界隈
左手に見える煙突は福寿湯

道の両側に徳成女子中・高がありかわいい女子学生達がたのしそうにあるいています。そのまままっすぐ行くと懐かしげな商店街が見えてきます。その中に銭湯があるはず(実はこの銭湯に入りたいためにここを散策していたのです)、ありました!福寿湯(ポクスタン)、築80年以上と言われている銭湯。でもどうやら工事中のようで、玄関のガラス戸から覗く内部は寒々としていました。残念!

庶民的と思える北村ですが、学校がたくさんあるせいか”アートソンジェセンター”という名の展覧スペースがある建物もあります。韓国の現代美術アーチストの展覧があったので見てみると、ビデオアートの不思議な世界。でも言葉の壁がないせいか、理屈抜きで楽しめました。

北村では目指すお店がありました。「ソウルで2番目においしい店(ソウルソトゥルチェロチャルハヌンチプ)」という名の伝統茶を出すところです。ここのお汁粉がまた名物だそうで、ぜひ食べたいと探していたのですが、どこにあるのかわからないままあちこち歩き回り、いつのまにか山にまで登りだして韓国の兵隊さんにここは立ち入り禁止だ戻れ!と追い払われる始末。

おいしいお汁粉 おいしいお汁粉

店のある通りまで戻り、たばこ屋さんのおじさんにカタコト英語で話しかけて在処を教えてもらい、さらに心配になって見送ってくれていたその店のおじさんに遠くから合図してもらって、ようやく目当ての店を見つけたのでした。やっとありついた焼き栗にお餅の入った温かいお汁粉はとてもおいしい。人気メニューのようで、若いカップルや女性二人連れが入ってきては注文します。どこかでランチを食べたあと立ち寄ったのか、きっちりしたスーツ姿の中年男性四人が注文したのまで全部お汁粉だったのには驚きました。それだけここのは有名なのでしょう。
つづく
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