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Michael Pit海外にも行ってみました 前のページへ 次のページへ
人間愛を感じた旅 −韓国−Part1

(2001.冬)
初めて韓国に行ってきました。

世界遺産の城跡を巡り、韓国を代表する名湯に二泊、そしてなんと言っても格安!という紹介にただただ惹かれて行ったのですが、想像以上に刺激的で楽しい旅となりました。特に印象に残った事を紹介してみます。

成田からソウル近郊の仁川国際航空へは二時間半。近いですねー。まずは専用バスで温陽(オニャン)温泉へ。ここは日本の温泉街のように浴衣で外湯といった風情ではなく、ところどころにあの温泉マークがネオンで輝く以外は、ごく普通の地方都市といったところです。

自動販売機 自販機にはもちろんハングル表示も

宿泊したホテルの温泉にさっそく入ってみました。ここは日本の日帰り温泉施設のようなものでした。韓国の女性は自分の体にとても自信があるそうで日本人のようにはタオルで体を隠すようなことはしないそうです(男性もだそうです)。というわけで私も堂々と脱衣場から浴場へ。

いやーびっくりしました!ずらっとならんだ洗い場で、ひとりで、また家族・友人同士で「垢すり」に黙々といそしんでいる韓国女性たち!かと思えば水風呂のなかでバシャバシャ泳いでいる強靱なひとも!この温泉の風景にはカルチャーショックをうけてしまいました。でも韓国女性のお肌はとても白くて美しく、人間愛まで感じてしまいました。今の日本人はこの垢すり効果が必要なのでは?・・なーんて思ったものです。

次の日は雪中行軍のサバイバル観光となりました。百済王朝最後の都が置かれていた古都・扶余。そこにある扶蘇山城は広いとはいえ雪道の山歩き。「こんなはずではなかった韓国の旅」とハアハア言いながら往復40分、楽しい?観光となりました。

着いた先は絶壁上の落花岩というところで、百済国滅亡の際に宮廷に仕える女性達三千人が身を投げたという場所です。一面の雪景色のなか、真下を流れる白馬江の眺めは雄大そのもの。

観光バスの待つ駐車場に戻り、冷え切った体を暖めようと300ウォン(30円)のインスタントコーヒーを買って飲んでみれば、どことなく懐かしい味なのでした。その日も泊まりは温泉。夕飯の韓国式のしゃぶしゃぶがとても美味でした。
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