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元旦にはロンドンから列車で一時間半、英語の風呂(bath)の語源ともなった温泉の街バース(BATH)に行って来ました。
ここは約2000年前に古代ローマ人が築いた温泉があることで有名な観光地です。街そのものが世界遺産に登録されたという気品のある街並みも魅力です。でも活気にも満ちていて、年始から買い物客で大賑わいでした。
駅から離れた高台にはロイヤル・クレッセントと呼ばれる建物があります。クレッセントとは三日月の事で、そのような形の道なりに同じ造りの家がずらっと並んでいます。その曲線と目の前に広がる芝生の眺めはとても優雅なものでした。

もちろんローマ浴場博物館も見学。遥か昔のローマ人にとっても温泉は日頃の疲れや病気を癒したり、サウナにはいって交流を図ったりするヘルスセンターだったんだなぁ・・・と言うことがよくわかりました(サウナの隣に水風呂もちゃんとあるのにはびっくりしました)。
実はロンドンに着いた日から背中に湿疹ができて痛かったため、この街で薬屋に入ったのです。辞書を見ながら「さあどう説明しょうか?」と悩んでいると、店員さんに"May
I help you?"と声をかけられました。とにかく私が英語を少ししか話せないことから理解してもらい症状を説明すると、クリームより飲み薬がよく効くとすすめるのです。飲み薬はなんだか不安なので「クリームがいい」と強行に粘る私に、"Customer
is customer.(お客はお客ですから)"と言う店員さんでした。
しかしよく私の頼りない英語を理解してくれました。感謝の言葉に"Thank
you."と言うのがせいいっぱい。「ああ、もっと英語を勉強しよう!」とつくづく思った出来事でした。
ほかにも、ロンドンのトテナムコートでやたらおいしい『お好み焼き』レストランに入ったり、デパートの中にあった異常に値段の高い『回転寿司』に腹を立てたり(鉄火巻が4つで300〜400円もする!)となにかとおもしろかったです。
大晦日の夜のパブでは隣に座っていたイタリア人とお互いカタコトの英語で交流もしました。「これからトラファルガー広場に行ってそこにいるおおぜいのひとと新年を祝うんだ」とのことで、手作りのケーキまで用意している念の入れようでした。
今回の旅行は「コミュニケーション、ほんの少しの勇気」という心構えで、とてもたのしい毎日を過ごせたと思っています。さあ!今年も「英会話」の勉強ガンバルぞ!

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