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Michael Pit海外にも行ってみました 前のページへ 次のページへ
Michaelパリに行くPart2


次の日からは、美術館めぐり(ルーブル美術館・オルセー美術館)に市内観光・芝居見物と超過密スケジュールで過ごしました。(とにかく歩くため足が痛かった・・・)

ルーブル美術館は本当にすばらしかった。「サモトラケのニケ」「ミロのビィーナス」「モナリザ」・・・数えきれないほどの膨大な美術品のコレクションに押し潰されそうになりながら見て回りました。

オルセー美術館では、モネ、ルノワール、ゴッホ、ミレーと「わぁー本物だーすごい」とやはり目がまわるほど見てまわりました。しかし、もう少し余裕をもって美術館めぐりはしたいものです。


芝居は3本みました。コメディーフランセーズでジャン・ジュネ作「女中たち」、モガドールシアターで「ラ・ヴィ・アン・ブルー」、これはピカソの一生をミュージカル形式で描いたもの。

そしてもう一本、ギムナスシアターで「ピアフ・ジュテーム」、ピアフを主役にしたミュージカルで、劇中で歌われる歌は知っている曲が多く、日本人の私には一番親しみやすい作品でした。特にピアフを演じた女優が、声も本人にそっくりで演技も自然で、言葉がわからなくても胸を打つものがありました。

消防署の「適」マークは期待できないギムナスシアター ギムナスシアターのなか

この劇場ではちょつとしたハプニングがありました。開場時間になってもなかなか劇場に入れてもらえず、私はなにがなんだかさっぱりわからずオロオロ。開演5分前になってやっと入場開始。それから40分間いっこうにはじまらない。他の歓客は「はやく始めろ」みたいな感じで騒ぎ出すし、不安は高まるばかり。

そのうち場内放送が入りました。私は、さっぱりわからないので、心配そうな顔をして隣のご婦人を思わず見てしまったのです。私の気持ちをすぐ察してくれ、英語で「5分後に始まりますよ」と教えてくれました。後になればいい思い出ですが、その時は本当に困ったものです。


カフェに入ってフランス語で書かれた食事のメニューにも挑戦してみました。しかし、ここでも困った。「やっぱり読めない」。見かねてウエイターのおじさんがコースをすすめてくれました。

出てきたものは、フォアグラのテリーヌの前菜、ポテトを別のお皿に山盛りにして付け合わせにしたラムステーキ、デザートにアイスクリーム。味はまあまあといったところで、値段はお酒も含めて3500円ほどでした。面倒を見てくれたウエイターさんに感謝!!


いろいろなところを観光してまわったけど、一番思い出にのこるのはトラブルにあった時に助けてくれた人達の事です。国境を越えて、言葉も習慣も文化も違うけど心が通じあう瞬間は、「人間ていいなあ」とあらためて思える喜びでした。

パリ最終日、雨上がりの空に「二重の虹」がかかり、パリの想い出を一層美しく演出してくれました。

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