part2 |
順天(スンチョン)では600人の高校生たちにも観ていただきました。俳優と観客の呼吸が一つになった臨場感あふれるすばらしい公演でした。言葉の壁を超えて俳優のせりふと演技に笑い怒り涙し、芝居の世界に入り込む心の素直さに私たちはたくさんのパワーをもらいました。
「日本というと第二次世界大戦を起こした元凶としか思っていませんでしたが、この芝居を見て多くの日本人も苦痛を経験してということを知ることができました。戦争の苦痛は誰でも同じなのだということがあらためてわかりました。絶対に忘れられない、最高の演劇でした。」「見かけだけでは簡単に区別できない日本人と韓国人。お互いの誤解を解き理解しあえるなら、本当に親しい国になれると思う。」未来ある青少年たちがこのようにお芝居を観て感じてくれる事は俳優、スタッフにとって最高の喜びです。
 |
済州島の市場にて、島の守り神トルハルバンと |
韓国にきて感じるのは、人の顔もそうですが、風景そして文化がよく似ていること。過去、韓国の文化人が日本に教えた技術はたくさんあるということ。韓国と日本は兄弟なのだということ。私たちの公演が両国の心を再び近づける役割を少しでも果たせることを願って、公演してきたのでした。
 |
順天で眺めた穏やかな夕陽 |
|
|
|