ぐ〜たらお昼寝準くん
第15話:準くんの夏休み
注:現在合作「蛍くんと準くんの夏休み」が進行中ですが、これは蛍くんのうちから帰ったあとのお話と思って下さい。

 ☆準の夏休みの一日(今時こんな暇な小学生がいるのだろうか)
6:20
お母さんに起こされてしぶしぶ起床。あわてて着替える。
6:30
ラジオ体操。だいたい毎日行っている。♪新しい朝が来た 希望の朝だ・・・
7:00
朝ご飯。パンよりご飯が好き。
7:30
一応お手伝いなど。庭の花に水をやったりする。草むしりは腰が痛くなるし、ミミズが出てくるので嫌い。
8:30
涼しいうちに勉強しなさいといわれ、一応机に向かうが、ぼーっと考えごとをしたりして過ごす。
10:00頃
早くも勉強終わり。午前中はだいたい家にいることが多い。テレビで再放送のアニメを見たりする。
12:00
昼ご飯はそうめんが多い。やはり播州揖保の糸がいい。
13:00
友だちと遊んだり、学校や市民プールに泳ぎに行ったり、一応小学生らしい夏休みを過ごす。クーラーが効いて涼しいので、図書館に本を読みに行ったりもする。でも、うちでぐーたらしてることもある。
18:00
「ゆうやけこやけ」のチャイムとともに帰宅。手を洗って夕食。
19:00
テレビを見たりして過ごす。金曜日はもちろんドラえもん。
20:00
毎日ではないが、花火をしたりする。
20:30
おふろ。カラスの行水。ちゃんと洗ってるのか大いに疑問。
21:30
もうちょっと起きていたいが就寝。暗いのが怖いから電気はつけたまま寝る。このまま朝までぐっすり・・・。


 「お母さん、ジュースこぼしちゃった」
 準はお母さんを呼ぶと、そっとからのコップを差し出しました。夏休みの昼下がり、今日もとても暑い一日です。
 「もう、あんたはいつもぼーっとしてるから・・・。でも、そうしてそんなとこが濡れるのよ」
 お母さんは準のおしりを見て言いました。
 「だって、昼寝してたから・・・。あ、これほんとジュースだからね」
 「誰もウソだって言ってないでしょ。それよりも、せっかくの夏休みなんだから、有意義に過ごしたらどうなの」
 「夏休みだから休んでるんだけど・・・」
 「あきれた子ねえ。子どもらしく外で遊んだらどうなの」
 「明日は遊ぶ予定だよ。川で水遊び」
 「こんなに長い休みなんだから、何かやってみたいこととかないの?」
 「そうだなあ。何か考えてみるよ」
 「そんなこと言ってるうちに、夏休みは終わっちゃうわよ。それに、ちゃんと計画立ててやりなさいよ」
 そう言われただけで、準はすぐピンときました。もちろん、夏休みの宿題のことです。
 「わかってるよ。・・・でも、まだ夏休みは長いから大丈夫だもんね」
 「いいわね、今年は泣いたって手伝わないから、ちゃんと自分でやるのよ」
 「はあい」
 ・・・夏休みはまだあと4週間もあるし、もうちょっと遊んでても平気だな。
 イヤなことは先送りして、普通の夏休みを満喫する準くんでした。 

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