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名演2008年11月例会 加藤健一事務所公演 

作/ジョン・マランス  訳/小田島恒志
訳詞/岩谷時子 演出/久世龍之介

ミュージカルでもオペラでもない
演劇と音楽の異色のコラボレーション大作

NEW! 解説 みどころ

暗いテーマを明るく
明るいテーマを鋭く
鋭いテーマを面白く・・・。
二人の出演者の充実感が
そのまま客席で共有出来る幸福。   
永 六輔

とてつもない面白さと、
奥行きの深いテーマを併せもった
この『詩人の恋』のような作品を
成功させるために、どれほどの努力と
高い技術が必要だったことだろうか?
それを成し遂げた加藤健一さんに
拍手を贈りたい。          
山田洋次(映画監督)

ロマン派歌曲の最高峰、
シューマンの「詩人の恋」が芝居に
なるなんて、世界中の音楽ファンは驚いた。
行ってみて私も驚いた。
加藤健一の歌が本格的でまた驚いた。
甘美な音楽と苦い現実の中で
感動が突き上げて来た。
畑中良輔(東京芸術大学名誉教授)
詩人の恋
11月20日(木)6時30分
   21日(金)1時30分
        6時30分
 
中京大学文化市民会館プルニエホール
(名古屋市民会館中ホール)          地図
上演時間
2時間15分(休憩15分を含む)
あらすじ
解説
キャスト・スタッフ
関連サイトリンク

解説2 NEW!!
みどころ NEW!!

会費 月額一般 2600円 22歳以下 2000円  
   高校生以下 1300円
入会金  一般  2900円 22歳以下 2300円    
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。  くわしい名演の入会方法はこちら
 日程申込フォームはこちら(会員専用)

音楽に身も心も捧げた男たちのぶつかり合いは、
いつしかひとつの旋律となって響き始める…。

あらすじ

  ウィーンに住むマシュカン教授(加藤健一)は、ピアノは下手くそで、声楽家としても峠を過ぎたヴォイストレーナー。ある日、そんな彼の前に、かつて神童と言われたピアニストのスティーブン(畠中洋)が現れる。スティーブンは音楽の壁に突き当たって、ピアノが弾けなくなってしまい、クラシック伴奏者への転向を考えていた。そのためのレッスンを受けるのに、何故かマシュカン教授を紹介されたのだ。

 ピアニストであるスティーブンに、マシュカン教授は何を思ったのか、シューマンの連作歌曲「詩人の恋」を全編歌いこなすことを課題とする。
 「ピアニストが何故、歌を?!」
 と強く反発するスティーブンだが、嫌々ながらも歌のレッスンを始める。最初はマシュカン教授の考えが全く理解できなかったが、数ケ月のレッスンを通してスティーブンは次第に音楽の心をつかみ、二人は互いに閉ざしていた心を開いていく。年齢も国籍も全く異なる二人の間に、友情とも呼べるべきものが生まれる。そして、マシュカンとスティーブンの秘められていた過去も立ち現れて・・・・・。


解 説

『詩人の恋』はハインリヒ・ハイネの「歌の本」の詩の中から18編を選んで作られた歌曲。
劇中のいたるところにちりばめらるこの曲を歌うのは、加藤健一と畠中洋。
日本を代表する作詞家・岩谷時子さんによる日本語の歌詞も楽しめます。

舞台は音楽の都・ウィーン
落ち目の声楽家マシュカン教授(加藤健一)が
挫折した天才ピアニスト ステーブン(畠中 洋)に
シューマンの連作歌曲「詩人の恋」のレッスンをする。
音楽に身も心も捧げた男たちのぶつかり合いは、

いつしかひとつの旋律となって響き始める・・・。
2人の数ヶ月には、悲しみと喜び、音楽。
いつも音楽があった

平成15年度芸術選奨 演劇部門 文部科学大臣賞(加藤健一)(『木の皿』『詩人の恋』の成果に対して)
第3回朝日舞台芸術賞(加藤健一事務所) (『木の皿』『詩人の恋』の成果に対して)
第11回読売演劇大賞 選考委員特別賞(『詩人の恋』に対して)
第11回読売演劇大賞 優秀男優賞(加藤健一) (『木の皿』『詩人の恋』の演技に対して)
第11回読売演劇大賞 優秀演出家賞(久世龍之介)
第38回紀伊國屋演劇賞 個人賞(久世龍之介)


キャスト紹介

加藤健一プロフィール

1949年静岡県袋井市生まれ。
 1969年に劇団俳優小劇場養成所卒業後、劇団新芸を結成。上演を続けるかたわら、『熱海殺人事件』『蒲田行進曲』など多くのつかこうへい事務所の作品に多数客演。絶大な人気を得る。 
 1980年、一人芝居『審判』上演のため加藤健一事務所を設立。
 1986年には加藤健一事務所俳優教室を開設し、多くの俳優を育てている。1991年には加藤健一事務所・江古田スタジオを開設。
 
1982年 第17回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞(『審判』『蒲田行進曲』の演技に対して)。
1988年 昭和63年度文化庁芸術祭賞受賞(『第二章』の演技に対して)。
1989年 文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞(『マイ・ファット・フレンド』『ステイジ・ストラッ     ク』の演技に対して)。
1990年 平成2年度文化庁芸術祭賞受賞(『セイムタイム・ネクストイヤー』の成果に対して)。
1994年 平成6年度文化庁芸術祭賞受賞(『審判』の演技に対して)。
     第29回紀伊國屋演劇賞受賞(『パパ、L LOVE YOU!』『審判』の演技に対して)。
1995年 第2回湯浅芳子賞受賞。(1994年の演劇活動の成果に対して)
2001年 平成13年度文化庁芸術祭賞優秀賞受賞(『すべて世は事も無し』の成果に対して)。
2002年 第9回読売演劇大賞優秀作品賞・優秀演出家賞受賞(『すべて世は事も無し』に対して)。

畠中洋プロフィール

 1966年山形県上山市生まれ。

 高校生の時に芸術鑑賞会で観た芝居に感銘を受け役者を志し、高校卒業後に上京。西田敏行さんにひかれて青年座の研究所を受け入所。研究所卒業後、 1988年「音楽座」に入団。 
 音楽座では『とってもゴースト』『アイ・ラブ・坊っちゃん』(主演)『リトルプリンス』(主演)『マドモアゼル・モーツァルト』などで、重要な役どころを演じる。 

 音楽座解散後は舞台のほか、1997年にNHK土曜ドラマ『銃口』にてドラマ初主演。第23回放送文化基金賞男優演技賞を受賞。舞台は『ミュージカル天翔ける風に』(シアターアプル)『或る憂鬱』(The ガジラ)、『バッファローの月』『エキスポ』(加藤健一事務所)
 名演では 2000年7月例会 ミュージカル『ザ・キッチン』(地人会)で主人公ペーターを演じている。

名演での加藤健一事務所の作品
2006年5月 『木の皿
2005年10月 『審判
2002年3月 『煙が目にしみる
2001年8月 『セイムタイム・ネクストイヤー
1997年7月 『カッコーの巣の上を』
1992年7月 『第二章』


<キャスト> 

マシュカン教授
スティーブン

<スタッフ> 

ジョン・マランス
小田島恒志
訳 詞
演 出
久世龍之介
美 術
石井 強司
照 明
五十嵐正夫
音 響
松本  明
衣 裳
ヘアメイク
舞台監督
鈴木 政憲
音楽
新田  恵
鈴木 永子
製作


関連サイト

加藤健一事務所ウェブサイト
http://homepage2.nifty.com/katoken/
http://homepage2.nifty.com/katoken/70index2.htm

第11回読売演劇大賞
http://www.yomiuri.co.jp/yta/11/tokubetsu.htm
http://www.yomiuri.co.jp/yta/11/tokubetsu_int.htm

畠中洋さんの私設ファンサイト The HATANAKA net.
h ttp://www.geocities.jp/hatanakanet/

演劇評論家中村義裕氏・演劇批評
http://engekihihyou.o-oku.jp/
http://engekihihyou.o-oku.jp/hihyou/20080916.html
http://www.yumekoubou.co.jp/Enpaku/review/review74.htm

ロベルト・シューマン(ウィキペディア)

ハインリッヒ・ハイネ(ウィキペディア)

歌曲「詩人の恋」(ウィキペディア)


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最終更新日 2008/10/08