名演2006年9月例会 シルバーライニング公演
Last of the Red Hot Lovers
作/ニール・サイモン 翻訳/黒田絵美子 演出/竹邑類
9月例会は、ニール・サイモンのコメディー『最後の恋』です。ニール・サイモンの作品は1995年11月例会『噂のチャーリー』(文学座)以来、久々の登場です。
ニール・サイモンは人の心を深く鋭く描き、温かさと感動を与えてくれます。今回の『最後の恋』も、主人公バーニーの夢が、人間って愚かだけどいいねと、笑いながら私たちに生きる勇気と優しさを伝えてくれていると思います。
この作品は予想のつかないことが次々に起こりますが、それがまた作者のドラマづくりの見事さで私たちを引きつけてしまう巧さでもあり、舞台への期待でもあります。9月14日(木)6時30分
15日(金)1時30分
6時30分
名古屋市民会館中ホール
地図
あらすじ
解説
キャスト・スタッフ
配役
関連サイトリンク会費 月額一般 2600円 22歳以下 2000円
高校生以下 1300円
入会金 一般 2900円 22歳以下 2300円
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。 くわしい名演の入会方法はこちら日程申込フォームはこちら(会員専用) 出演俳優・萩尾みどりさんのお話 7月21日 名演事務局にて
萩尾さんに作品の魅力について語っていただきました。
魚介類専門店の店主、バーニー・キャッシュマン(鶴田忍)はレストランの経営者。仕事も順調、家庭も何不自由ない日々を送っている。しかし、50歳になった今、人生で初めて「死」を意識し始める。『ぼくは、自分の人生を楽しんだだろうか?最高の50年だったと言えるだろうか』『最高とは言えないけどまあまあかな』って答えが返ってくるが、『一度でいいから、自分の空想や夢に浸りきって、これまで感じたことも味わったこともない経験に身を任せてみたい』とバーニーは人生最後の恋に挑戦しようとする。
最初の女性エレーン(萩尾みどり)はバーニーの店の常連客でバーニーが「ナンパ」した魅力的な女性。
バーニーは周到な計画のもと母親のアパートで密会を実行するものの二人の思いはすれ違い。甘いロマンスはもろくも壊れてしまう。
二人目の女性は公園で出会って金を貸してやったヒッピー風の女優志願の娘、ボビー(真織由季)。自由奔放に都会の毒の中をスイスイと泳ぎまわっている不思議な女性であるがバーニーとの会話はかみ合わず気まずい結果に終る。
三人目の相手は親友の妻、ジャネット(音無美紀子)。気心も知れている彼女であるが、会うや早々泣き出すジャネット。神経質な彼女の言葉は、つかの間の情事どころではなく、ロマンスの舞台となるべきアパートは精神科の診察室に…………。我人生に新たなる挑戦
仕事も順調、家庭にも満足のバーニーがなぜ執拗にロマンスを追い求めるのでしょうか。
バーニーのあくなき挑戦に興味を持って舞台を観ることでより楽しみがふくらみます。さらにさらに、バーニーの前に登場する三人の女性にも注目。それぞれが強烈な個性を持った人達。しかし、一人一人が問題を抱えバーニー同様必死で何かをつかもうとあがいています。
彼女たちとの出合いでバーニーは何をつかむのでしょうか
ー乞うご期待ー甘い恋の追求……その先には
仕事も順調、家庭も何不自由ない日々を送っていたバーニーは「死」を意識し始めた。この時「自分の人生を楽しんだろうか」と疑間が湧いてきた。いままでの自分を捨てて、「夢や空想に浸りきる恋」に挑戦。
男バーニーは現実を超えようと「理想の女性」を求め、懸命にアタック。中年男性の甘い恋の追求は真剣そのもの。そこには新たな一人の男の人生が……
彼の前に現れた三人の美女はそれぞれが強烈な個性を持った人達。しかし、彼女たちもバーニーとの出会いの中で新たな人生を切り開こうとあがいています。
夢を追いかけるバーニーと三人の美女が繰り広げるコメディータッチの舞台がどのように展開するか、今から楽しみです。
バーニー
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鶴田 忍
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エレーン
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萩尾みどり
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ボビー
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ジャネット
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音無美紀子
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<スタッフ>
作 |
ニール・サイモン |
翻 訳 |
黒田絵美子 |
演 出 | |
美 術 |
齋藤 浩樹 |
照 明 |
柏倉 淳一 |
音 響 |
松山 典弘 |
新井 登 |
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衣 裳 |
倉岡 智一 |
舞台監督 |
佐藤 政美 |
演出助手 | 目黒多恵子 |
写 真 |
居坂 和典 |
宣伝美術 | 松山 信一 |
協 力 | フォンテーヌ株式会社 |
制 作 | 堀野 三郎 |
臼田 典生 | |
企画製作 | シルバーライニング |
関連サイト
真織由季さん Official Web Site http://www.maoriyuki.com/
Unofficial Neil Simon Homepage(英語です)
http://www.msu.edu/~pelowsk1/neilsimon/
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最終更新日 2006/08/11