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名演2004年7月例会 幹の会+リリック公演 

オイディプス王


作/
ソポクレス 訳/福田恒存 演出/平幹二朗

真夜中ニューヨークハーレムの路地裏で、
旅芸人達の演じる血の悲劇。
陽は又のぼり終わりの無い宿命、
約束の地を求めて再び一座の旅が始まる。
オイディプス王チラシ


7月28日(水)6時45分
  29日(木)1時30分・6時30分

名古屋市民会館中ホール
 地図  
1 会費 
    
  月額 2600円 22歳以下 2000円 
  高校生以下 1300円
2 入会金 
  2900円 22歳以下 2300円 
  高校生以下 1600円
                    

 

 『オイディプス王』は、ギリシヤ悲劇の中でも最高傑作といわれる作品です。紀元前400年前に書かれて以来今日まで、世界中で上演され続けてきました。
 このたびは装いも新たに、旅芸人達の一座がニューヨークハーレムで上演する『オイディプス王』をご覧いただきます。古代も現在も全く変わらない人間の営みと運命。ギリシャ悲劇役者の第一人者である平幹二朗の演出・主演により、古典悲劇が新しく感動的に現代に蘇えります。
 平幹二朗はこれまでにギリシヤ悲劇を5作品演じてきました。1966年『アンドロマック』のピュリス、1968年『アンティゴネ』のクレオン、1978年〜1999年にかけて演じた『王女メディア』、1986年『オイディプス王』(築地本願寺での野外公演)、2000年『グリークス』のアガメムノンとアポロン。中でも『王女メディア』は本場のギリシャなど、海外で大好評を得、この作品の演技に対して1984年の芸術選奨文部大臣賞を受賞しました。2001年には『グリークス』で読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞しています。
 このたびは、演出も自ら手がけ、平幹二朗のギリシヤ悲劇『オイディプス王』の世界が繰り広げられます相手役には鳳蘭を迎え、二人のスケールの大きい時空を超えた演技は、大きな感動を生むことでしょう。また周りの個性的な実力のある俳優陣が共演いたします。
 ゴスペルの旋律にのった魂の叫ぴが、感動の渦を巻き起こすことでしょう。どうぞご期待ください。
 
 

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あらすじ


配役・スタッフ一覧

関連サイトリンク

名演7月例会『オイディプス王』学習会

「悲劇オイディプスが
    私たちに語りかけるもの」

5月14日(金)1時30分・6時30分
            名演事務局会議室 
講師 小林かおりさん(同朋大学助教授)

     
 『オイディプス王』は、アイスキュロス(「アガメムノン」「ペルシャの人々」他)、エウリピデース(「エレクトラ」「メーディア」他)と並びギリシャ悲劇のなかにおいて三大悲劇詩人と称されるソポクレス(他に「アンティゴネー」「エレクトラ」等)の代表作。ギリシャ悲劇の中でも最も有名で最高傑作ともいわれる作品です。
 この「オイディプス」は心理学や精神分析にしばしば使われる「エディプスコンプレックス」(母と男児間の愛情、父と男児間の憎悪反発)という言葉の語源といわれていまワす。そこまでの影響力を与えるオイディプスという作品、そしてその物語世界を、ギリシャ悲劇役者の第一人者といわれる平幹二朗がどのような形で私たちの前に観せてくれるのか、期待はふくらみます。
 紀元前400年前に書かれて以来今日まで、世界中で上演され続けてきた、「オイディプス王」やギリシア悲劇について、さらにくわしく学び、作品をより楽しむために学習会を企画しました。ぜひご参加下さい。



オイディプス王 
 
■劇の始まる前に
 古代ギリシヤのテバイの王ライオスは、自分の実の子によって殺されるという神託を受けていた。その後、ライオスはイオカステと結婚するが、その間に一子が生まれた時、神託を恐れて、その子をひそかに捨てさせ、この世から葬り去るようにと命じる。
 それから二十年ほど経っチたのち、ライオスは再び神託を得ようとし、神殿のあるデルポイに出掛け、途中で盗賊の手にかかり非業の最期をとげる。たまたまテバイでは妖怪スフィンクスが人々に謎を掛け、その謎の解けない者は片端から殺すという恐るべき禍いが降りかかり、住民は震えおののいていた。
 そこへ偶然通りかかったのが、コリントスの王子オイディプスであった。彼は秀れた智力をもって、その謎を解き、スフィンクスは死に、テバイは災厄から救われたのである。
 約に随い、オイディプスはテバイ王となり、ライオスの后だったイオカステを妻とした。やがてオイディプvスとイオカステとの間には、二男二女が生まれる。だが穏やかな平和は長くは続かなかった。テバイに再び禍いが訪れる。スフィンクスの謎を解いたオイディプスに、またもや人々の期待が集まる。

■あらすじ 
 災厄におびえる人々に救済を誓うオイディプスの元に、后の弟クレオンがアポロンの神託をたずさえて帰国します。先王ライオス王の殺害者がこの国に中にいる血の汚れが禍のもとだというのです。
 殺害者を探そうとまず盲目の予言者ティレシアスが呼ばれます。求める罪人はオイディプス自身と言われ、オイディプスはこれはすべて王位を狙うクレオンの謀略だと考え予言者を追い返してしまいます。
 身の潔白を弁明するクレオンとオイディプスが激しく言い争うところへ后イオカステが登場します。王をなだめるために先王ライオスへの神託とその最期を語ります。神託などあたりはしないと・・・。しかし、ライオスの最期に不安をいだいたオイディプスは、目撃者の羊飼いの老人を呼びにやらせます。
 コリントスの使者がやってきて、コリントス王の死を語ります。父を殺すという予言をうけたが故にコリントスを離れたオイディプスは、予言は果たされなかったことを安堵します。しかしコリントスの使者は恐るべき真実を告げるのです・・・。すべてをさとったイオカステ・・・。
そして鍵を握る羊飼いの証言・・・。
 息をつかせぬ展開の中、オイディプスが最後にとった行動は・・・。

 

キャスト

         
オイディプス(テバイの王)

平 幹二朗
イオカステ(オイディプスの后)

鳳   蘭
クレオン(イオカステの弟)

原  康義
テイレシアス(盲目の予言者)/コロス

藤木  孝
テバイの羊飼い/コロス

坂本 長利
女/コロス

後藤 加代
コリントスの使者/コロス

渕野 俊太
ゼウスの祭司/コロス

深沢  敦
コロス

廣田 高志
踊る男/コロス

桜井  章
コロス

水戸野雅代
コロス

三木麻衣子

スタッフ
    

ソポクレス

福田 恒存
演出

平 幹二朗
音楽

永田 平八
声楽監督

亀渕 友香

小野寺哲美
美術

島  次郎
照明

勝柴 次朗
音響

高橋  巖
衣裳

宇野 善子
振付

前田 清実
ヘア・メイク

武田 千巻
演出補

遠藤 吉博
舞台監督

村田  明
制作

麻生かおり
プロデューサー

秋山佐和子


関連サイト

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7月例会『オイディプス王

第1回準備会

4月2日(金)1時30分 6時30分

1 自己紹介
2 『オイディプス王』はどんなお芝居? 魅力と期待するところ
3 名演のいま
4 例会運営とこれからのスケジュール

第2回準備会(座席シールづくりを中心に)
6月4日(金)1時30分
  5日(土)10時30分(午前)

第2回準備会

1 自己紹介
お名前、サークル名、例会に期待すること、好きな作品等々

2 例会運営のこれまでの経緯と決まったこと
4月2日(金)の昼と夜に第一回準備会を行いました。(参加者昼19名。夜9名)そこでは以後のスケジュールの決定、学習会の実現、機関誌原稿執筆者(6月号はB22-32サークルにお願いしました)等が決まりました。

5月14日(金)に学習会を行いました。(参加者昼25名、夜19名)
  講師 小林かおりさん(同朋大学助教授)
 「悲劇オイディプスが私たちに語りかけるもの」
ビデオを交えたお話しで、オイディプスの現代性が浮かび上がってきました。
 参加者の感想として 
・意外な切り口で面白かった。
・どういう作品かわからなかったが、イメージがふくらみ来てよかった。
・運命に翻弄される人間の姿がうかんできた。

等がよせられました。

第3回準備会(座席割を中心に)
6月24日(木)6時30分
  25日(金)1時30分

第4回準備会(会場管理準備を中心に)
7月6日(火)1時30分・6時30分
*例会日当日の会場をどう運営していくかを話し合います。
(休憩なしなので、遅れた人はどうするか?携帯電話の対策は?当日の役割分担?)

まとめ会・感想文集づくり
8月5日(木)1時30分・6時30分
集まった感想文を印刷し、文集をつくります。
お芝居の話でもしながら、ゆっくり作っていきましょう。

会場はいずれも名演事務所


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最終更新日 2004/04/28