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名演1月例会 無名塾公演
セールスマンの死
1月22日(水)6時30分
23日(木)6時30分
24日(金)1時30分
名古屋市民会館中ホール 地図
1 会費
月額 2600円 22歳以下 2000円
高校生以下 1300円
2 入会金 2900円
22歳以下 2300円
高校生以下 1600円
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○無名塾創立以来、念願の作品をついに上演
「セールスマンの死」は、無名塾を設立した25年前から、仲代達矢が「いつかは演じたい作品」として、暖め続けていた企画です。
塾を共に設立した故・宮崎恭子(隆巴)との間では、すでにこの作品は、上演候補の筆頭にあがっていました。
当時まだ40代だった仲代にとって、主人公ウィリー・ローマン役は「将来かならず取り組みたい大役」であり、そして上演できる時が来たら、奥さんのリンダ役は宮崎恭子に……と、二人で話し合って来た、まさに無名塾にとって念願の作品だったのです。
それから25年、仲代が渡米し、ニューヨークにてアーサー・ミラー氏より上演の快諾をいただき、今回の上演が決定いたしました。
○アーサー・ミラーの傑作に挑む
「アメリカの知性」と呼ばれたアーサー・ミラーは、この「セールスマンの死」で劇作家の最高栄誉であるピュリッツァ賞を受賞しています。
物質的・経済的な豊かさが全てに先行する資本主義の生み出す矛盾や歪みを、ひとりの疲弊したセールスマンとその家族の姿に投影し、人間の本質的な幸福の意味を問いかける作品のテーマは、バブル崩壊後の日本の現況に重なる要素を多分に持っています。
そして、そうした現実的なテーマを取り上げながら、過去と現在・さらに心象風景を混在させた象徴的な構成を用いることによって、「セールスマンの死」は、よりいっそう奥行きの深い味わいを観る者に与える作品です。
1999年、第53回トニー賞の受賞作品の中で、リバイバル賞を含む4冠に「セールスマンの死」は輝きました。ブロードウェイの数ある作品の中で、最優秀演出賞・男優賞・助演女優賞がこの作品に贈られたのです。
合理主義が切り捨てて来たものに、多くの人々が再び目を向け始めている今、この作品はさらに多くの観客の心を捉えています。
あらすじ
ウィリー・ローマンは、かつては米国各地を回る有能なセールスマンだったが、今は仕事も旨く行かず、ローンの支払いにも窮し、差し迫る老いの身に甘んじている。期待をかけた長男にも背かれて、家を出て行かれたままだ。
その長男のビフが、久しぶりに家へ帰って来た。
ビフは父と和解しようと苦悶するのだが、ことあるごとに、ふたりは衝突してしまう。というのも、家族の誰もが知らない「父の秘密」を、ビフが知っているからだ。
折りしも、ウィリーは、とうとう会社を解雇される。
また、父の意に添おうとするビフが、ひと旗あげようとした事業も、ついに失敗してしまう。
そういうなかで、ウィリーが最終自的に選んだ道は、果たして何だったのか?
リストラの横行する現代日本に、演劇界の金字塔とも言うべき、近代古典の名作が蘇る!
キャスト ウィリー・ローマン 仲代達矢 スタッフ 作 アーサー・ミラー 訳 倉橋 健 演出 林 清人 音楽 池辺晋一郎 照明 森脇清治 美術 礒沼陽子 音響 八幡泰彦 衣裳 若生 昌 舞台監督 石井恒樹 制作 宮崎総子 山本弘人 両角淳子 製作 無名塾 |
無名塾ウェブサイト http://www.mumeijuku.net/
無名塾ファンサイト(ファンによる非公式サイト) http://www.nk.rim.or.jp/~mmfan/mumei/
仲代達矢公式サイト http://www.nakadai-tatsuya.com/
![]() 搬入の様子。11トントラック2台には舞台装置や照明・音響機材などがぎっしり詰まってました。 |
![]() 会場のポスター。『夏の夜の夢』が登場しました。 |
![]() 例会運営サークル当日の受付の打ち合わせの様子。 |
![]() 名古屋出身のスタンリー役の滝藤賢一さん。 楽屋の前で写真を撮らせていただきました。ますますの活躍を! |
2003年1月例会『セールスマンの死』例会運営担当サークル
第1回準備会
10月29日(火)1時30分・6時30分 会場/名演事務局今回の準備会の内容は
・例会運営とは ・どうすれば『セールスマンの死』を成功させられるか。
・名演の現状 ・これからのスケジュールの決定
作業の前に、打ち合わせ。名演のいまの状況もちょっと話し合いました。 |
いつもながら、ナンバーリングを使って座席シールの座席番号をおしていきます。 |
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お話しは、『セールスマンの死』にとどまらず、ご自身が関わられた舞台のことや、シェイクスピアの話など、多岐にわたってお話いただきました。 |
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・当日の運営の準備。 ・当日の役割分担等について話し合いました。 |
最終更新日 2003/03/17