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名演1月例会 劇団俳優座公演
1月22日(火)6時30分
『肝っ玉おっ母とその子供たち』
23日(水)1時30分 6時30分
名古屋市民会館中ホール 地図 入会金720円 会費4000円 22歳以下2800円 高校生以下1700円
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17世紀の30年戦争。“肝っ玉おっ母”と異名をとったアンナ・フィーヤリングは、二人の息子と娘のカトリンと共に幌車に食料、酒、衣類などを積み込んで歩く野戦酒保商人だ。(さあ、戦争だ。もうかるぞ)と旺盛な生活力と強い母性愛を持つ“肝っ玉おっ母”だが、次々にその戦争のために三人の子供たちを失っていく…
あらすじ
1618年−ボヘミアで起こった新教徒と旧教徒の衝突が、ドイツの国土を中心にヨーロッパ諸国を巻きこみ、30年に亘る戦争の嵐が吹き荒れた−−。
肝っ玉おっ母という綽名の野戦女酒保商人アンナ・フィーヤリングは、生き延ぴる知恵を備えたたくましい女商売人として知られており、長男のアイリフ、次男のシュヴァイツェルカース、唖娘のカトリンと共に、幌車に商品を積んで、戦場から戦場へと商いをして廻っていた。
1624年春。スウェーデン軍がポーランド遠征のため、兵土を募っているところに出くわし、肝っ玉おっ母は長男アイリフを手放すことになる。
戦場から戦場へと商いをして廻る肝っ玉おっ母は、第二フィンランド連隊と共に旧教軍の捕虜となり、第二フィンランド連隊の会計係りを務めていた次男のシュヴァイツェルカースは軍事裁判にかけられる。肝っ玉おっ母は、息子を救おうと相手を買収するが間に合わず、息子は銃殺されてしまう。
戦争はますます広汎な地域にひろがり、肝っ玉おっ母の幌車は各地を転々とする。田舎町を廻るおっ母の簡売は繁盛の絶頂にあった。
しかし、スウェーデン王の戦死による平和の到来は、肝っ玉おっ母の商売を倒産に導き、戦時中は勇敢だった長男のアイリフも、略奪殺害の罪で処刑されてしまう。
再ぴ始まった戦争は、生き残った者をも飢餓で苦しめた。肝っ玉おっ母も商売がうまくいかず、乞食をするよりほかになくなってしまう。
ひとり残った唖娘カトリンと共に、中郡ドイツをさまようおっ母はついに娘のカトリンも失う。
息子と娘を失った肝っ玉おっ母はただひとり黙々と車を引いて戦場へ向かう。戦争はいっこうに終わりそうにもない……
『肝っ玉おっ母とその子供たち』出演の
11月25日(日)1時30分〜 会場/安田火災ひまわりホール 11月25日に、名古屋のひまわりホールで、「栗原小巻さんのお話を聞く会」が行われ、中部地区の演劇鑑賞会会員131人(名古屋から44人)が集まりました。 今回の作品は、ロシア人の演出家ということもあり、コミュニケーションを一生懸命とろうとしている、日本人同士だと、言わなくてもわかるだろう、ということがあって、話し込まないことがあるが、作品や役の解釈について、細かく話し合っているようで、どんな役作りになるか期待したい。 |
キャスト
アンナ・フィーヤリング(肝っ玉おっ母)栗原小巻
アイリフ(長男)田中茂弘
シュヴァイツェルカース(次男)河内浩
カトリン(末娘、唖)有馬理恵
従軍牧師 小笠原良知
料理人 矢野和朗
イヴェット 石浜夕子
徴兵係・連隊書記 可知靖之
司令官・中年の兵士 松野健一
大佐・老農夫 武内亨
新教軍曹長・眼帯の男・下僕 伊東達広
旧教軍曹長・腕をなくした農夫・見習い士官 堀越大史
死んでしまう兵士・兵士 西川竜太郎
兵士・歌う兵士 星野元信
若い農夫・若い兵士 加藤佳男
兵器係・若い農夫・兵士 塩山誠司
老農婦 執行佐智子
農婦・老婆 山下裕子
スタッフ
作 ベルトルト・ブレヒト
訳 千田是也
演出 アレクサンドル・マーリン
作曲 パウル・デッサウ
美術 ヴァレンティナ・コモーロバ
音楽監督 岡田和夫
照明 小木直樹
効果 田村悳
上演台本協力 加来英治
舞台監督 佐竹修
制作/下哲也 武田明日香
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最終更新日 2002/03/01