撃鉄海域(仮)

げきてつかいいき


 
ベンデドル・ミラグロス

 
アオガド・エルモッソ

 
オスセノ・パハロ

 
プビス・アンヘリカル

 
ノーチェ・アルカラバネス

 
ビエホ・アラス

 
ルナーデ・エンフレンテ

 
プランデ・エバシオン

 
アレナス・モベディサス
 
カピタエス・アレイア

 
エスペホ・エンテラド

 
シウダ・イペッロス

 
ムヘル・アラーニャ

 
パソス・ペルディドス

 
イルヒア・ペルペトゥア

 
エロヒオ・マドラストラ
 
デヘモス・ビエント
10/1/24
 
ゲッラ・デルフィン

 

 


 

撃鉄海域(仮) 用語解説

■海市(うみまち)

海面上昇により地球上の都市がことごとく水没し、文明が衰退した未来の世界。海面からそそり立つ高層ビル群とそれを囲む浮島からなる居住圏「海市」が形成されている。海市は地球上に多数存在すると言われるが、海を渡る技術がないため相互の交流はほとんどなく、孤立した社会となっている。 「海市」説明図

 

■石梯(いわはし)

海面から突き出た高層ビル。海市の中核をなす。

 

■島

船の残骸などを集めて造られた海上の土地(浮島)。地面もその上に建つ家々も鉄屑でできており、全体が赤錆で覆われている。浮力タンクの腐食によって一部が沈没するという事故が絶えず、常に危険にさらされている。

 

■森

石梯の内部は、巨大植物が生い茂り得体の知れない獣が跳梁するジャングルとなっており、人間が足を踏み入れることは困難である。植物によって床・壁が破られ、所々に広い空間がある(つまり何が言いたいかというと、身長数mのロボットが活動できる環境であるということ)。

 

■雲居(くもい)

石梯の内部のうち、ジャングルに侵食されていない最上部の十数階だけが人の住む世界である。ビルの中といっても、内部の空間は地上の街のように改造され、道路や広場、川などがあったりする(に同じ)。ビルとビルの間はモノレールで結ばれている。

 

■魚柱(うおばしら)

水没したビル群が魚礁になったもの(石梯の水中部分も含む)。

 

■外海(そとうみ)

マシンで行き来可能な範囲は半径370km程度。その先は外海と呼ばれる未知の領域である。

 

■山

世界の果てにあるという、水没を免れた陸地。海市から一生出ることのない住人たちにとってはほとんど伝説上の存在である。

 

■漁人(すなどりびと)

に住む貧しい漁民。魚柱の周辺で漁を行うほか、より商品価値の高い魚を求めて遠くの海まで船を出すこともある。

 

■貴人(あてびと)

雲居に住む支配者層。過去の科学技術をある程度保持し、文明化された生活を営む。魚柱の所有権を主張して漁人から漁業料を搾取する一方、漁業マシンを供給する、海賊の襲撃から守るなどの恩恵を与えてもいる。

 

■狩人(かりびと)

命の危険を冒してに潜入し、動植物や過去の文明の遺物を採集する人々。

 

■商人(あきないびと)

巨大な船を住処とし、海市から海市へ渡り歩く隊商。海を渡る技術を持っているのは彼らだけである。

 

■水蜘蛛

海賊・密漁者・反貴人ゲリラなど、海市の社会体制からはみ出した水上民の総称。移動式の小さなに隠れ住み、どこから調達するのか高性能な戦闘マシンを所有している。

 

■天狗

石梯の外壁(巨大ツタ植物で覆われている)に住みついた人々。ビルからビルへ滑空する姿が時々目撃される。野蛮人と見なされているが、独自の洗練された文化を持っている。

 

■和爾(わに)

海底に住むという謎の一族。石梯の近傍で目撃されたという噂もあるが、一般にはただの迷信と考えられている。

 

■杣人(そまびと)

山に住むといわれる伝説的な一族。

 

■マシン

ロボット、飛行機、船など乗用メカの総称。多くは過去の文明の遺物である。

 

■氷炭(ひょうたん)

常温・常圧の環境下で安定して存在するメタンハイドレード。海底で採取される。生活燃料及びマシンの動力源として広く使われている。

 


 

撃鉄海域(仮) キャラクター

■ホウス・リョクジ(14歳・男)

の1つ〈二二五度島〉に住む漁人の少年。行方不明になった父に代わって漁に加わることになるが、漁師の単調な生活に満たされないものを感じ、次第に反貴人組織に傾倒していく。

 

■ホウス・カリュウ(8歳・女)

リョクジの妹。暗い。

 

■ホウス・ダイホ(6歳・男)

リョクジの弟。病弱。

 

■サザマル・イッキョ(15歳・男)

リョクジの悪友。粗暴だがロマンチストで、海市の外の世界への憧れを募らせる。

 

■チエリ・ガイミツ(27歳・女)

漁人の1班を率いる豪放な女漁師。班長として何かとリョクジの世話を焼こうとするが煙たがられてしまう。

 

■ヒシュ・スイバッカ(25歳・男)

二二五度島の若者のリーダー格。リョクジに漁を教える。女にもてるが本命のガイミツには相手にされない。

 

■リガ・サンシュウシュウ(40歳・男)

リョクジの父の旧友。かつては凄腕の漁師だったらしいが、働く意欲をなくして昼間から飲んだくれ、みんなから馬鹿にされている。リョクジに謎めいた助言をする。

 

■カスル・バンチ(50歳・男)

二二五度島の漁師を統括する網元。漁業権の分配を通じて私腹を肥やし、漁人たちの恨みを買っている。

 

■セイジ・キッフ(60歳・男)

マシン屋の主人。貴人からマシンを買い付け、漁人たちに卸している。マシンの修理・改造も手掛ける。漁に不可欠なマシンの流通を握るため一定の発言力を持ち、しばしばバンチの専横に釘を刺す。

 

■バタラ・ジュウム(18歳・女)

貴人の調査官。外海から漂着した謎のマシンの調査のため二二五度島に派遣される。

 

■イゼク・インロ(30歳・男)

貴人ゲリラの一員。「雲居への直接侵攻」という一見無謀な作戦を進める。

 

■マチア・ケイア(40歳・女)

商人の一団のリーダー。漁人に対しても常に低姿勢だが、実は貴人より偉いらしい。