ベンデドル・ミラグロス

 

漁業用マシン

普段は「半没水型双胴船」の形態をとり、網を左右に展開して漁を行う。

 

漁業用には不釣り合いな大型のスクリューが目を引くが、これはトビイカ漁に使われる装備である。

トビイカの群れは水面から10mもジャンプし、数百mの距離を飛行する。

このメカは飛行中のトビイカを捕らえるために、強力なスクリューによって水上に直立し、空中に網を張るのである。

 

通常のトビイカの群れは体長20〜30cmの働きイカで構成されるが、

まれに女王イカを中心とした群れに遭遇することがある。女王イカは体長20mに達し、船を転覆させる恐ろしい存在だが、1匹仕留めれば当分遊んで暮らせる。直立モードの真価が発揮されるのは、この女王イカと対決する時である。