キキ

シャシャに続く一般家庭向け防犯パワークの第2弾。

「場所をとらない」というシャシャのセールスポイントをさらに押し進め、機体をコンパクトに折り畳めることに加えて、「普段はスクーターとしても使える」という利便性を付加している。その代わり2足歩行時の運動性能に難があり、人型状態でもホイール走行が基本である。

戦闘用機種グリテーリーに似せたデザインで剛健さを演出してはいるが、外装強度も出力も一般向け機種としては普通のレベルで、犯罪パワークに対抗するための強化がなされているわけではない。

しかしながら本機の最大の売りは、操縦初心者でもプロ並の格闘戦ができるという触れこみの「オートインターセプト」なる機能である。一度ターゲットとなる機体を指定すれば、その機体が一定以上近づくたびに上半身が自動的に反応し防御・攻撃行動をとるというもので、その際の上半身の急速で激しい運動を可能にするために、コクピットを下半身に押し込めた独特の体型になっているのである。

図の機体はパワーク自警団〈スマイルガード〉に対して新発売の宣伝を兼ねて寄贈されたもの。

 

■バリエーション

個人(スマイルガード
メンバー)所有のもの

森ヶ束カントリークラブ

(ゴルフカートとして使用)