4月11日(日)晴れ

 待っていたドライスーツが出来てウオーター・スキル開始です。スーツの色は蛍光イエローで、白化した蛍光グリーンのサンゴのような鮮やかな色です。(あんまり良い例えじゃないですね) 黒い部分もあるので褐虫藻は残っていて光合成は大丈夫です。(しつこくサンゴとスーツをごっちゃにする)

 Passkeyに来ると菅野さんがいらっしゃいました。本日で学課修了とのことです。菅野さんはウオーター・スキルはもうすでにモジュール2だそうです。
 菅野さんの学科での話、正誤問題:「ダイビング・ナイフは武器として戦うため」は当然「×」なのですが、菅野さんは「サメが出てきたらどうやって戦うのですか? 当然○でしょう」と主張されたそうです。佐々木(理佳)さんに「サメは黙ってやり過ごして下さい」と言われたそうです。(菅野さん、書いちゃってごめんなさい)
 なお、大山さんは海中の危険な生物に「タコ」を挙げ、男鹿の海で実際にタコの脚をひっぱたそうで、佐々木さんに海の生物をいじめないように注意を受けたようです。
 Marine Aquaristはインストラクターの方から要注意人物と思われたかも知れません。

 本日はウオーター・スキルモジュール1です。私のインストラクターは浅野さんで、若くてハンサムな方です。途中、美人のチーフインストラクター保科さんも教えてくれました。マンツーマンどころか1人の生徒に2人のインストラクターです。

 スクーバ機材の組立などを教わった後、いよいよプール:水の中に進出です。なるべく暖かいドライスーツを頼んだためでしょうか、脚の浮力がすごい、それに加えてタンクが後方に引っ張るので、後ろにのけ反ってバタバタです。ちょうど赤ちゃんのオシメ換えの体勢です。水の中で体勢を自由に出来ないのです。アンクル(足首のおもり)を二つに増やしても、ちょっと脚が前に出るとそのまま浮力で脚が上に行ってしまいます。しばらく浮力と格闘した後、浅野さんに、「どうしてもお腹が上になるなら、力を抜いて腰を伸ばし、寝返りを打って下さい」とアドバイスを受ける。これでどうにか下を向けました。
 続いてフィンでの推進です。丸いプールですので、すぐ頭がぶつかります。急カーブを回り続けながらの泳ぎは今の私には不可能ですら、壁に沿って伝い泳ぎとなりました。

 オシメ換え体位の後は寝返り訓練で、その後ようやく伝い歩き(伝い泳ぎ)、と乳児の発達過程を水中ではもう一回繰り返すことになりました。
 水中での体のコントロールがへたくそなため、思いっきり時間がかかってしまいました。それに対して常に優しく指導して下さった、浅野さん、保科さん、有り難うございます。
 

 4月12日(月)晴れ

 ウオーター・スキルモジュール2まで行った菅野さんと、日曜日に一緒に指導を受けるため、WeekDayにも予約を入れました。モジュール2を教えて下さるのは、いつもは上級ダイバーを指導している佐々木美憲会長です。
 佐々木さんにBCD(浮力調整装置、ベストのような形をしている)などのリリース類をきっちり締めてもらい、タンクを身長に合わせて長い物にすると、本日はアンクル500gずつでもバランスが取れました。機材が体にあっていることが、最初考えたより、大変重要のようです。
 それでも、やはり時々バランスを崩し、腹が上のオシメ換えになってしまいます。「オシメ換え体位」のことを佐々木さんは「ラッコ状態」と表現していました。こっちの方が分かり易くて上品な表現です。私もこれからは「ラッコ状態」といいます。
 本日は割とスムーズに行きました。マスククリアも、眼を閉じてやって良いとのことでうまくできました。お風呂で練習したときよりずっと楽でした。
 お風呂でマスククリアをしたときは、外したマスクにスノーケルが付いていて、その先が水中にあるに気づかず、スノーケルからクリアの息を吸おうとして、エライ目に遭いました。

「お風呂はボーとして入りましょう。何か仕事や訓練のことを考えてはいけません」

(でも、アルキメデスの立場はどうなる)

もどる 目次へ戻る 次へ