７時３０分。私達は昨日ベル・マンに手配をお願いしてあったタクシーに乗り、ホエール・ウォッチング・クルーズの集合場所である「ピア６」へ向かった。
７時５０分。ピア６着。８時３０分。クルーズ開始。
船内の座席は特に指定されていないが、私達は早めに来て並んでいたので、２階の窓際の眺めの良いテーブルを確保できた。モーニング・クルーズは朝食付きで、ワッフルやクロワッサンのバイキングとなっている。焼きたてでほかほかのワッフルにイチゴジャムを塗りながら、「ワッフルの朝食なんて、いかにもアメリカ的だ」と思った。
朝食が済んでしばらくすると、海が荒れてきて、私は少し船酔いしてしまった。
船内で販売されているおみやげを買おうと１階へ降りていったら、１階のデッキにいた小学生達は波をかぶって頭からずぶぬれになっていた。彼らは大騒ぎしながらも楽しそうだった。
もうそろそろ鯨が見える頃だというので、乗客は皆デッキに出た。そして、ついに鯨発見！ 船内にはホエール・ウォッチングの専門家が同乗していて、私達に「鯨は１２時の方向(=正面)です。」というようにわかりやすく教えてくれた。
私が見たのは鯨の潮と丸い背中だけだったが、思ったより間近に見ることが出来てとてもうれしかった。今回の旅の最大の目的がホエール・ウォッチングだったので、鯨に会えて本当に良かった。
１０時４５分、クルーズ終了。ピア６の近くにある、アロハ・タワー・マーケットプレイスへ歩いて移動した。着後、夕食まで各自自由行動とした。
私はチョコレート専門店「ロッキー・マウンテン・チョコレート・カンパニー」行った。レア・チーズ・ケーキ・チョコがおいしそうだったので自分用に買い、通路のテーブル席で食べた。串刺しにしたバナナのような格好をしていた。チョコには満足したが、これを食べたらお腹がすかなくなってしまい、結局この日はお昼を抜いてしまった。
ここには、世界でも珍しいバッグ専門のベネトンなど個性的な店が入っていて、おみやげを買うのにも便利な場所である。
１３時２０分。アロハ・タワー専用トロリーに乗ってワイキキへ戻った。
１３時４５分、ワイキキ・ビーチ着。買い物をしながらコンドミニアムに戻ったのは１５時だった。私とＡさんはここで待ち合わせて昨日予約したレストラン「チャート・ハウス」へ一緒に行くことにしてあったので、Ａさんが帰ってくるまで部屋でのんびりしていた。そうこうしているうちにＡさんが帰ってきたので、着替えをした。着替えといっても、ここはカジュアルなレストランなので、ポロシャツにジーパンからポリエステルのブラウスにパンツに替えただけである。（靴は、スニーカーから皮のウォーキング・シューズにした。）
１７時３８分。ロビーでベル・マンにタクシーを依頼。しかし、なぜかタクシーはなかなか現れなかった。レストランは１８時の予約だったのでかなりあせった。ワイキキ・ビーチ・タワーでタクシーを頼むと、原則としてリムジン・タクシーが来ることになるのだが、ちっとも来ないので、ベル・マンはあわてて隣のパシフィック・ビーチ・ホテルに横付けされていた普通のタクシーを呼んできた。
１８時６分。ようやく私達はタクシーに乗ってレストランへ向かった。
１８時１５分、レストラン「チャート・ハウス」着。幸いなことに、Ｂさん達はすでに到着していた。「ヨット・ハーバーに沈む夕日を眺めながらおいしいお料理を」というのがこの店のセールス・ポイントなので、夕日の見える時刻に予約したのだが、私達の席は少し奥まっていて、他の客越しにしか夕日を眺められなかった。でも、雰囲気は十分味わうことが出来た。ヨット・ハーバー沿いの特等席は２人がけのテーブルが多く、カップル向けなのかもしれないと思った。
ここは人気のある店らしく、大勢の客でごった返していた。日が落ちるにつれ、各テーブルにおかれたキャンドルが輝きを増してきた。この店はオープン・エアなので、海からのそよかぜに炎が揺れ、ロマンチックな感じだった。
この店名物の黒パンに、具沢山のクラムチャウダー、マグロのたたき、海鮮サラダ、子豚の背リブ（写真右のグローブのようなもの。バーベキューソース味？）、さやつき豆にマッシュポテトを食べた。中でも、マグロのたたきはおいしかった。Ａさんの頼んだメカジキのグリル（写真左）もとってもおいしくておすすめである。ただ、ここでも量が多いので残してしまった。
ウエイターにタクシーを呼んでもらい、ワイキキ・ビーチ・タワーへ帰った。２０時２０分だった。
３日目 終わり