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基礎知識編Question 福引は、懸賞や宝くじなどと、どこがどう違うのですか。 Answer 「抽選で賞品や賞金が当たる」という意味においては、福引も懸賞も宝くじも同じようなものですね。では、福引がほかの二者と違うのは、どんなところでしょう。私なりに「福引の定義」をあげてみますと、 ・指定の場所で、一定金額以上物品を購入するか、サービスを受けるのが参加条件(商品を買って、それに付いている応募券をハガキに貼って送るような、一種のクローズド懸賞といっていいでしょう) ・その金額によって、抽選回数が決まる ・自らが抽選に参加する ・抽選結果がすぐ判明し、参加者自身の目でそれを確認できる ・等級によって、当選賞品の内容に差がある
ですから、例えば「何も買わなくても抽選に参加できる」とか、「先着○○名様に当たる」とか、「全員に同じものをプレゼント」といったようなものは、厳密には福引とはいえないと思います。また、お店で買い物をするのが条件である点は福引同然でも、応募ハガキや番号くじなどによって後日当選が決定するような場合(抽選編参照)は、自分が抽選に参加せず結果もすぐわからないことから、これも厳密には福引とはいえないかもしれませんね。 Question 変な言い方ですが、福引の「長所」とか「短所」みたいなのを教えて下さい。 Answer ここでいうのは、先にあげた狭い意味での「福引」についてでしょう。うーん。難しいですね。いろいろなプレゼントキャンペーンがあるなかで、それぞれがそれぞれの特徴をもっているわけですから。それでもご質問にお答えして、「ここがいい! この点がすすめられる」というのを「長所」、「こんなところは、ほかのタイプの懸賞に負けるかもしれないな」というのを「短所」として記してみましょう。
[長所]
[短所]
とまあ、短所も結構ありますが、福引ファンにとってみれば、それを補ってあまりある「福引の魅力」があるわけなのです。 Question 福引のシーズンはありますか。 Answer 地方によって差があるかもしれませんが、おおむね東京地区では年に2回、商店街やショッピングセンターでの福引が集中する「ヤマ」があります。ひとつは6月中旬〜7月中旬の初夏(梅雨の時期とほぼ一致)、そしてもうひとつはクリスマスやお正月を控えた年末の11月下旬〜12月下旬(だいたい勤労感謝の日〜クリスマスあたり)、それぞれ約1ヶ月間です。 なぜこの時期か? といいますと、考えられる最大の理由としては、お中元やお歳暮の時期と重なっていること。すなわちギフトなどの贈答需要が多いので、自分や家族のものだけではない大きな買い物がかさみがちということです。また、夏休みや年末年始を控え、普段は買わないレジャー・イベント用品の需要もあるということでしょう。もちろん、ボーナスの時期とほぼ一致しているというのも、見逃せないポイントですね。 ほかには、創業○周年キャンペーンとか、開店記念とか、リニューアルを期してとか、春秋のセールとかいろいろです。祭りなど、地域イベントの余興のひとつとして福引が催されることもありますね。 Question デパートでも福引はできますか。 Answer 何年か前かの規制緩和により、いわゆるデパートでも福引が行なえるようになりました。新潟のデパートがその先鞭をつけたと思います。東京でもこれまでに、京王百貨店、三越、東急百貨店(99年1月に長い歴史に幕を下ろした東急の日本橋店も、98年暮れに最初で最後の福引を実施しました)などが福引を行なっています。 |
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