チェーンソーで製材 7
 さて、、前回切断面をギタギタにしてしまったので、今回はチェーンソーのガイドパイプにスタビライザーをつけてみました。2x6の板を2枚重ねただけのシンプルな構造です。単管パイプの下にはアジャスターがついていて下から支えると同時に2本の単管パイプの前後方向の振動を押さえます。
 2本の単管を溶接するか、ボルトでしっかり止め付けてしまうのが良いのかと思いますが、分解、移動の手間や対候性が落ちそうなので、このレベルでお試し。
 こんな簡単なものでも、結構振動は押さえられました。

 もう1カ所はチェーンソースライダーの上下アジャスターを下で接続して、2本同時に上下できるように。以前から付けようと思っていたのですが、この前のギタギタで反省。操作性の他、振動を減らす効果も期待できそうです。接続はLボウでも良いのですが、何故か値段が同じなので、安定性の高いチーズを使っています。
 今回挽くのは、直径50cmの栗の大物。20インチのチェーンソーバーと同じ長さです。
3脚とチェーンブロック、玉掛けはかなり慣れましたが、やっぱりこの径の丸太は慎重に扱わないと危険です。切り口の方向を決めるのも慎重にゆっくり回します。

 切り終わって、半割をチェーンブロックで持ち上げると、綺麗な木肌が見えてきました。

 
 閑話休題、村に製材所が無くなってしまったので、ホント困っています。たぶん他の皆さんもお困りのことでしょう。Norwoodの簡易製材機でも共同で購入しようかしらん。
 
 半割にしたところ。今回は十分太いので、芯を外して半割。真ん中で柾目の2寸板を取ります。 写真は芯を残した細い方の半割です。この栗も扁平で、芯の無い方の半割の方が大きい。
 それでも、なかなかの良材です。今回の栗は太いのも細いのも当たり。(^v^) 回してくれたKさんに感謝。良い作品ができそうです。
 栗は結構良材が少ないので、うれしいですね〜〜。
 と、あっさり書きましたが、50cmの材は結構苦労しました。チェーンソーの研ぎは余り得意ではないので、じたばたと。これを機に再度研ぎの修練をしないと。
 今回も途中で一休み。
 
 元口の一番広いところ。495mm。両側1.5cmずつは皮なのでどうにか片側から切ることができました。切り終わりは、木くずは吹き出すものの、バーの先端は見えませんでした。(@@)
 ホントに、これが片側から切れる限界です。チェーンソーに合わせたような材でした。

 
 
 
 今回は改良の甲斐があって、まあまあ納得の切断面に挽くことができました。

 右の写真、一番奥が芯を含んだ真ん中の1枚。真ん中は半割を7cm厚に挽いたた板目。一番手前はケンタで、ここは薪。無駄の無い1本です。
 さて、やっと半分板になりました。

チェーンソーの製材、なんだかんだありますが、やっぱりキーポイントはソーチェーンの研ぎです。あと何本か切らなくてはいけないので、修練せにゃ。