3月15日 Sevilla

カテドラル、ヒラルダ
カテドラルとヒラルダの塔。てっぺんにブロンズ像が立っていて、風が吹くと回るらしいょ。

早く目が覚めるのに慣れてしまったようだ。一体どうして。日本じゃ早起きなんて出来やしなかったのに。今日は移動のない日。じっくりとセビージャを見て歩くだけだ。観光案内所でセビージャの詳しい地図を貰う。セビージャのショッピング街、シエルペス通りのバルで少し遅い朝食をとる。日本でも知っている人もいるかもしれないが、チューロスと言う小麦粉を水で練ってオリーブ油で揚げたドーナツ状のものを、熱して溶かしたチョコレートに浸して食べる。あつあつでウマかった。

あおぞら
セビージャはほんとに青空がよく似合う。

シエルペス通りでセビージャ唯一の楽器店、"カサ・ダマス"に立ち寄る。店自体は小ぢんまりしているが、ギターがディスプレイされているので直ぐに楽器屋とわかる。お目当ては、珍しいギターの楽譜を探すこと。楽譜はどうやら奥の棚にあるようなので出して貰う。ロドリーゴの作曲したもので珍しいものでもないかどうか聞いてみる。「キエロ ヴァ トダス ラス オブラス デ ロドリーゴ パラ ギターラ」。どうやら通じたようだ。店の人がロドリーゴのギター曲を出してくれるも、2冊しかない。しかも1冊は自分も日本で所持しているのと同じ(爆)。こうなったら店にあるギターの楽譜を全部見せて貰おう!店の人にお願いしてギターの楽譜を全部出して貰う。快く出してくれたお店の人に感謝!しかーし、探せど探せどめぼしいものはない。日本で売っているものと大差ないのだ。しかし、ここまでして貰って何も買わず出て行くわけにもいくまい。たくさんの楽譜の山の中からめぼしい曲を数曲選んでお会計。いろいろ買って4000ptsチョイだったろうか。まぁ・・・いい土産になるでしょう。

セビージャで見ておかねばならないのは、カテドラル(大聖堂)。昨日も少し前を通ったがとにかくでかい。スペイン最大らしいけど、隣接してヒラルダの塔というこれまた高い塔が立つ。入り口で券を買うのだが、ここは国際学生証を出せば割引が効く。前に並んでいるどっかの国の学生も同じ国際学生証を持っている。何となく世界は一つ、と思ってしまった。


ヒラルダの塔の展望台から、セビージャの街を一望

中は広い!それに尽きる。どうやって建てたんだろう?柱一つとってもばかでかい。ひんやりと気持ちいい。そして人多すぎ。何処の国の人も大勢ツアーで来ている模様。特に礼拝堂の周りは人でごった返している。カテドラルに隣接して建っているのが、遠くからも見えるヒラルダ(風見)の塔。展望台に上ることができて、その高さ約70m。階段ではなく、登り坂になっていて上りやすい。展望台からはセビージャの街が一望できる。

塔に備え付けられた鐘。これもでかい。

カテドラルを後にして、程近いアルカサルへ向かう。ここでも国際学生証が威力を発揮。通常入場料700ptsが無料になった!コルドバのアルカサルも訪れたが、ここはもっとスケールがでかい。ペドロ王により14世紀に完成された建造物。建物も珍しいが、だだっ広い庭園があり、珍しい草木が生えている。

アルカサルの中のカフェで軽く食事をとる。ここでもボカディージョを喰う。庭園の中は、時間があれば木陰で昼寝でもできそうなくらい、静かだ。

次に目指したのはスペイン広場。1929年、スペイン・アメリカ博覧会の会場として作られたものだけど、その広さには驚く。人もあんまりいないし、ただひたすら青空を眺めてぼーっとする。

スペイン広場 スペイン広場
スペイン広場。噴水でも眺めてぼーっとしよう。

スペイン広場から、隣接するマリア・ルイサ公園を抜けるとアメリカ広場に出る。ここにはものすごい数の白鳩が集まっている。マリア・ルイサ公園で朝買った楽譜を眺めながらひとやすみ。もうそろそろ夕方だ。

アメリカ広場
アメリカ広場。はとに餌を買ってあげることもできる。

サンタ・クルス街にもどり、オープンカフェでぼーっとする。赤ワインに果物を入れた飲み物サングリア一杯であっさり酔っぱらう。今日も歩き疲れた。おじさんが店の前で手拍子をとりながら唄っている。意味はわからないけど、とても心地よい夕暮れ時。宿に戻ったら眠気が襲ってきた。明日はグラナダへ向かう。また早く目が覚めることだろう。


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