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2016/01/03 「一日分のマナ」 出エジプト記 16章 19-20節 「モーセは彼らに言った。 『だれでも、それを、朝まで 残しておいてはいけません。』 彼らは、モーセの言うことを聞かず、 ある者は朝まで、それを残しておいた。 すると、それに虫がわき、悪臭を放った。 そこでモーセは彼らに向かって怒った」 モーセに率いられエジプトを脱出した民は、食べ物がない荒野に導かれましたが、神様は毎日天からマナを降らせ、毎朝「各自、自分の食べる分だけ」集めるように命じられました。命令としてはあまり難しくないことだと思います。ところが彼らの中のある者は、それを残しておいたとあります。 どのように残しておいたかは書いてありませんが、「各自、自分の食べる分だけ」と言われながら、2日分も、3日分も余分に集めたのかもしれません。そして何故そうしたのか?神様はもしかしたら、明日はマナを下さらないかもしれないという、不信があったのではないでしょうか。そう考えると、毎日毎日マナを一日分だけ集めることは、日々主に信頼して生きることを学ぶためだったのかもしれません。 昨年の前半は思い煩いから、食欲不振に陥り、体力・気力が落ち皆様に心配や迷惑をかけました。何故思い煩ってしまったのか。それは、ある問題が起きた時「この問題は自分ではどうにもならないにではないか?」と思ってしまったことでした。毎日朝早くから起き、懸命に聖書を読み、デボーションをしましたが、肝心の「主に信頼する」ことを忘れていたような気がします。今年は毎朝、感謝と期待を持って「マナ」を求めたいと思います 。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |