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2015/5/3 「時間をどう使うか」 Tコリント人への手紙 10章 23-24節 「すべてのことは、してもよいのです。 しかし、すべてのことが有益とはかぎりません。 すべてのことは、してもよいのです。 しかし、すべてのことが徳を高めるとは、 かぎりません。 だれでも、自分の利益を求めないで、 他人の利益を心がけなさい。」 教員を退職する時、決心したことがあります。それはもう退職して時間の余裕があるのだから、「忙しい」という言葉を使わないようにしようということでした。それから十年近く経とうとしていますが、これはなかなか難しいなぁと思わされています。やらなければならないことは、はるかに少なくなっているはずなのに、なかなか余裕が持てません。そこでもう一度生活を振り返ってみました。 まず一つ目は、以前と比べて気力と体力が落ちていることを認めなければならないと思いました。そのためには、以前より時間管理と体調管理に注意しなければ(食事と睡眠を正しく取る)と思いました。 二つ目は、以前は時間が無いのがわかっていましたので、効率を上げるために、優先順位や手順をいつもよく考えて行動していましたが、今はどうも時間があることに甘えて、その時の気分で行動してしまうことが多くありました。 そして三つ目に、優先順位や手順を決める時、どこか自己中心の思いがあったような気がします。有益とか徳を高めるとは、まず相手にとって有益な事、相手の徳が高まる事とすることだと思います。歳をとるごとに自分にきびしくしなければと思わされました。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |