広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2015/4/12
「老前整理」


 Tテモテへの手紙 6章 6−8節


「しかし、満ち足りる心を伴う敬虔こそ、
 大きな利益を受ける道です。
 私たちは何一つ
 この世に持って来なかったし、
 また何一つ持って出ることもできません。
 衣食があれば、それで満足すべきです。」

 先週の月曜日(4/6)の夜、ある芸能人の「老前整理」で家中にある不用品を処分する番組を放送していました。家中の備品や骨とう品、バックやカバン、洋服や食器等何千点をリサイクル業者が何円で買い取るか興味をそそる番組でした。また自分の老後にも大変参考になりました。特に「老前整理」ということばに深く納得しました。今まで多くの方の葬儀を行い、また関係の深い方の遺品の片付けのお手伝いをさせていただきましたが、歳をとってからでは荷物の整理は出来ないとつくづく思っていました。
 本人がだんだん歳をとり、それでなくても弱気になっているのに、周りの者がその人の荷物を整理するわけにもいかないし、また本人に勧めるわけにもいきません。そしてそのまま召された場合、残された方々はその処理になかなか大変な思いをすることになります。そう考えると、まず自分がそのことを意識して、元気なうちに老後に不必要な物は自分で処分しておけば、だれにも迷惑をかけなくて済むと思いました。

 そう考えながらテレビを見ていましたが、自分にとって本当にこれから必要な物はあまりないなぁと思いました。また、それと同時に信仰者として天に持って行けるものもあるのではないかと示されました。物は持って行けませんが、信仰による愛の行いと奉仕は持っていけると思います。一つ希望が与えられました 。

(文=松本俊雄 牧師)


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