今週のトピックス |
2015/09/27 「組み合わされるには双方に痛みがともなう」 エペソ人への手紙 4章 16節 「キリストによって、からだ全体は、 一つ一つ部分がその力量にふさわしく働く力により、 また、備えられたあらゆる結び目によって、 しっかりと組み合わされ、 結びあわされ、成長して、 愛のうちに建てられるのです。」 先々週の金曜日(9/18)に、自宅マンションの前の空き地に住宅が建てられ、棟上げ工事が行われていました。丁度私の仕事机のある部屋の窓から良く見える場所で、朝から夕方まで時々ながめていました。当日は朝早くから、大型のクレーン車が来て、準備をしていました。そして朝8時半頃になると、トラック2台分の刻まれた柱が運ばれて来ました。あまり大きくない家ですが、耐震のためでしょうか、柱は立派な相当太い木が使われていました。そしていよいよ1本、1本の柱をクレーンでつり上げ、組立てが始まりました。柱に予め刻まれた穴に、相手のホゾ(木材をつなぎ合わせる時、一方の木材の端に作る、出っぱり)をはめ込むわけですが、これが相当堅く、ていねいに木槌で打ちこんでいました。私はその時の音が相当うるさく仕事にならなくなりました。そこで、しばらく仕事を止めてその作業を詳しく観察することにしました。 そこで気づいたことですが、1本1本の柱を組み合わせるためには、穴もホゾも双方に痛みがともなうことです。もし、ゆるくてすぐに入ってしまうなら痛みはありませんが、何かの時すぐに外れてしまい家全体として機能しません。 教会を建て上げる時も、組み合わされるためには、ともに痛みもともなうことを忘れないようにしたいです。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |