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2015/09/20 「犠牲なくして人は救えない」 ヨハネの福音書 3章 16節 「神は、実に、 そのひとり子をお与えになったほどに、 世を愛された。 それは御子を信じる者が、 ひとりとして滅びることなく、 永遠のいのちを持つためである。」 9月11日(木)に起きた常総市の鬼怒川の堤防決壊による水害には本当に驚きました。4年前の震災の映像を見ているような気がしました。あの時は、こんなことは生涯で2度とないだろうと思っていましたが、こんなにすぐに起こるなんてと、ある知人が話していましたが、深く共感しました。 それから、2〜3日取り残された人や孤立した人たちが自衛隊、消防、警察等の方々によりボートやヘリで救出される様子を報じていました。中には、映画かテレビドラマのように危機一髪という場面もあって、思わずテレビの前にくぎ付けになりました。その時、ボートで救出される人々の様子を見ていて、救出された人々はボートの中に乗っていますが、救出する自衛隊、消防、警察の方々は腰や中には胸まで泥水に浸かりながら、ボートを押している姿を見て、これは大変な仕事だと思うと共に、深く感動しました。そう言えば、ヘリで救出する時もただ上からロープを垂らすのではなく、隊員の方が下まで降りて救出者を抱きかかえるようにして、ヘリまで引き上げていました。特に壊れかけた家に降りる時は、救出に降りた隊員の方も流されてしまうようでした。 この姿を見て、人を救うためにはイエス様のように、自分を犠牲にしなければならないことを改めて教えられ、感謝しました。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |