広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2015/09/06
「労を惜しむな」


 へブル人への手紙 10章  38-39節 


「『わたしの義人は信仰によって生きる。
 もし、恐れ退くなら、
 わたしのこころは彼を喜ばない。』
 私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、
 信じていのちを保つ者です。」

 教員時代、先輩の先生から「教材研究・準備に労を惜しむな」とよく言われました。授業の準備をする場合、子ども達の興味・関心を引き出すためにどんな教材を準備するかで教師一人ひとりの力量が試されます。その時、アイデアは急には出て来ませんので、それなりの時間と労力が必要になります。それでなくても忙しい日々の中で、その時間と労力をいかに生み出すか?自分との戦いになり、つい簡単な方法を選んでしまう誘惑に駆られます。そんな時、その先生の言葉をよく思い出して、自分にムチ打ちました。

 それから何十年が経ちました。教員の仕事も退職し、教会と保育園の仕事だけになりました。忙しいとは言えそれなりの時間の余裕も持てるようになりました。そんな中で、改めて自分の生活時間を点検してみると、その時間の多くの部分で、自分の体調のために考え、悩んでいるのに気が付きました。”夕べはよく寝られなかった”。”今日は腰が痛い、何が原因だろう”。”今日は胃が痛い、何がいけなかっただろうか”、などきりがない事に気が付きました。もちろん体調管理も大切ですが、限度もあります。特に愛の行いを実践しようとするとき、まず相手の必要を考えなければいけないと思います。信仰は、あくまでも先に進んでいくものであることを忘れないようにしたいです。

(文=松本俊雄 牧師)


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