広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2015/06/07
「日ごとの糧」


 マタイの福音書 6章 9-11節


「天にいます私たちの父よ。
 御名があがめられますように。
 御国が来ますように。
 みこころが天で行われるように
 地でも行われますように。
 私たちの日ごとの糧を
 きょうもお与えください。」

 5月29日(金)九州の口永良部島の新岳が噴火して、島の住民全員が全島避難になりました。ニュースを見ていましたら、避難した方の一人がインタビューに応えてこんな話をしていました。「避難して来たが直ぐにでも島に戻りたい。自分は島で家畜を飼っているが餌をやらなければならない。特に豚は弱いので、一日でもやらないと死んでしまう。また、飢えのため檻から逃げ出して、近くの農作物等を食い荒らしたら大変だ。」

 この話を聞きながら、主の祈りの「私たちの日ごとの糧をきょうもお与えください」のみことばを思い出しました。礼拝でも毎週祈りますが、自分は毎週どれだけ真剣に祈っているのか?問われたように思いました。なぜなら今日、本当に食べる物がなくて困るとは思って祈っていないからです。どの家でも台所や冷蔵庫の中を見れば、2〜3日分の食べ物があり、また家のすぐ近くには24時間営業のコンビニがあります。それは当たり前であり、神の守りや恵みとは考えられないからです。
 口永良部島はもともと火山島であり、島の人々はその上に生活しています。そして火山学的には何時噴火しても不思議ではないそうです。島の人々には申し訳ない気がしますが、みことばをもっと真剣に受け取らなければと思わされました。  

(文=松本俊雄 牧師)


バックナンバーはこちらから

 copyright(c)2012 単立町田バプテスト教会 all rights reserved