広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2014/07/27
自分の心を耕さなければ


 マタイの福音書 13章 12節


「持っている者はさらに与えられて豊かになり、
 持たない者は持っているものまでも
 取り上げられてしまうからです。」

 信仰を持って、程なくして教会の礼拝でマタイの福音書13章の「4つの種の話」のメッセージを聞きました。最後の12節のみことばで「持たないものは持っているものまでも取り上げられてしまうからです」は真実だと思いました。そして、このままでは自分はいつか、すべての物を失うだろうと恐れました。これは何としても自分の心の畑を良く耕して、良い地にしなければならないと強く示されました。
 そこで、今後自分の心を、不平や不満の畑にしないように決心しました。しかし、これは自分にとって、なかなか難しいものでした。

 良い事は、よほど注意や努力をしなければ気がつかないのに、不平や不満は何もしなくても自然に、あとから、あとから湧くように出てくるからです。不平や不満はいくら言っても、自分も周りの人も不幸になることはわかっているのに、どうして止められないのか?これが罪の性質なのかと改めて認めざるをえなくなりました。それはあまり心地よいものではありませんでしたが、不思議にその結果、自分にあまりこだわらなくなりました。
 自分の意見が否定されても、無視されても、頑張りがまったく報われなくても、誤解されても、簡単にあきらめられるようになりました。良い意味でいつも「しかたがない」と忘れられるようになりました。それから40年以上経ち遅々たる歩みですが、自分なりには不平や不満が少し減ってきたように思って感謝しています 。
     
(文=松本俊雄 牧師)


バックナンバーはこちらから

 copyright(c)2012 単立町田バプテスト教会 all rights reserved