今週のトピックス |
2014/03/16 スーパー大回転座位はすごい 詩篇 8篇 5‐6節 「あなたは、人を、神よりいくらか劣るものとし、 これに栄光と誉れの冠をかぶらせました。 あなたの御手の多くのわざを人に治めさせ、 万物を彼の足の下に置かれました。」 3月9日のソチ・パラリンピックで日本の狩野選手が、前日の滑降に続いて優勝し、2つ目の金メダルを獲得しました。テレビで見ましたがこれは本当にすごい事だと思いました。 下半身が不自由なのに、身体の下に一本のスキー板のついた椅子に座り、雪の斜面をターンを繰り返しながら時速100キロ近いスピードで滑る姿はまさに空中を飛んでいるように見えました。私もスキーを2〜3回やりましたが、なだらかな坂をゆっくり降りてくるのが精一杯でした。そして膝や足首を使ってバランスを取るのが一番大事なように思いました。しかし下半身が不自由ですから、どうやるのだろうと、とても私の経験や知識では理解できないことでした。 少し前に行われた冬季オリンピックでも日本の若い選手が、スノーボードで銀・銅メダルを取りましたが、これも本当にすごいと思いました。斜面を滑り降りるスピードで空中に舞い上がり、そこで何回も回転してまた滑るのですから、人間がこんなことまでできることが全く理解できないことでした。 人間は肉体的には、針一本でも死んでしまうような弱いモノですが、その意志の強さと訓練次第で限りない可能性があるのだと強く示されました。そう思うと、同じ神様によって造られたものとして、少しぐらいの困難があってももう少し頑張らねばと思いました。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |