広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2014/01/26
350m流れた物は自動的に廃棄


 マタイの福音書 6章 11節


「私たちの日ごとの糧をきょうもお与え下さい。」

 先日、久しぶりに家内と回転寿司に行きました。子どもが小さかった頃は特別な日によく行き、今日は何皿食べたかを競って楽しみましたが、最近では食欲の減退とともに、滅多に行かなくなりました。
 平日の夕方も早めの時間帯でしたので、思っていたより空いていて、すぐに席に案内されました。回転寿司は店の混み具合に大きな影響があるように思います。混んでいると待ち時間が長いのですが、回転が速いので新鮮な美味しい寿司が回ってきます。空いているとすぐに席に着くことができますが、流れて来る寿司を取る人が少ないので、あまり美味しくないように思います。
 しかし、今回行ったお店には大きく「350m流れた物は自動的に廃棄」と書いてありました。それを読んで、とても複雑な気持ちになりました。確かに食べる側にしてみれば、古い物は自動的に廃棄されるので、店が空いていてお客が少なくても、いつも新鮮で美味しく安全な寿司を食べることができます。しかし、一方では鮮度が落ちただけで、まだ十分食べられる物をそんなに簡単に廃棄してしまって良いのか?もったいないと言うより、食べ物に対する、冒涜のようなものを感じてしまいました。

 以前、「食べ物」とは「いのちを食べること」だと聞いたことがあります。そして、その食べ物は「神様から与えられたもの」であることを忘れてはいけないと思いました。

     
(文=松本俊雄 牧師)


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