広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2014/12/28
「時の支配者はだれか?」


 詩篇 31篇 14-15節(抜粋)


「しかし、主よ。
 私は、あなたに信頼しています。
 私は告白します。
 『あなたこそ私の神です。』
 私の時は、御手の中にあります。」

 今年も一年が終わろうとしています。最近毎年この時期になると思うことは、一年が短く感じることです。それも毎年毎年、一年がどんどんはやく過ぎていくように感じています。一年の時間は同じなのに本当に不思議な気がします。そして、では一年間何をしてきたのか?と聞かれるとあまり「パッ」としたものが無く、落ち込んでしまいます。
 上記のみことばの中で、ダビデは「私の時は、御手の中にあります」と書いていますが、これはすごいことばだと思います。人はだれも「時は自分のもの」と思って生活していると思います。だから、一年が上手くいけば「自分は頑張ってやった」と思うし、上手くいかなければ「自分はだめな人間だ」と落ち込みます。 しかし、よく考えてみると、仕事が上手くいくのも、健康で働けるのも、自分だけの努力や頑張りではないと思います。たまたま仕事がやり易い条件がそろいスムーズに進むこともあるし、予想外の時間や労力が必要な時もあります。また良い相手や仲間に恵まれることもあるし、その逆に難しい相手や人間関係に神経をすりへらす時もあります。また体調が良いのも、体調を壊すのも自分だけの努力では出来ません。

 「時の支配者は自分ではなく、神様なのだ」と忘れないで、一年が遅く感じようが、はやく感じようが、守られた感謝を忘れてはいけないと示されています。

(文=松本俊雄 牧師)


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