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2014/12/7 「一度も使われず捨てられるもの」 ルカの福音書 15章 32節 「だがおまえの弟は、 死んでいたのが生き返って来たのだ。 いなくなっていたのが見つかったのだから、 楽しんで喜ぶのは当然ではないか。」 先週の月曜日(12/01)、病院に移られた方の荷物を引き取りに教会の方の3人で、以前入所していた特養に行きました。事前に連絡してあったためか入所時から大変お世話になった前施設長(数年前に退職されました)さんもわざわざ待っていて下さり、長い間の感謝を言うことが出来ました。病院に移られてから3ケ月ほど経ちましたので、荷物は きれいに4つの段ボール箱に整理されて入れられていました。教会に戻ってから、荷物の整理をしましたが、その中で日常的に使う物で、一回も使用していない物がいくつかありました。買っても一回も使われずに捨てられるものを見ながら、上記のみことばを思い出しました。 私たちは神様によって、目的を持って造られました。しかし、創造者なる神様を知ることが無ければ、自分は何のためにこの世に生まれ、死んでどこに行くか知らずに人生を終わることになります。信仰生活には確かに、試練や困難があります。どうして自分はこんなことまでしなければならないのかと、嘆くことがあります。しかし考えてみれば、試練や困難を通して自分の使命を果たしているのだと思えば、苦しみや嘆きの中にも大きな希望が与えられます。少なくとも、一回も使われずに捨てられる人生ではないと思えて、感謝しなければと思えてきました 。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |