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2014/01/12 寒椿(かんつばき)の花 マタイの福音書 6章 30節 「きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、 神はこれほどまでに装ってくださるのだから、 ましてあなたがたに、 よくしてくださらないわけがありましょうか。 信仰の薄い人たち。」 今年は特別なのか、毎日寒い日が続いています。関東は良いとしても、北陸や東北、北海道の方々はさぞ大変だと思います。また個人的には、加齢のためか外出する時など、とても寒さが身にしみますので、風邪をひかないようにマスク、手袋をつけるように注意しています。そんな中、つきみ野の自宅前の旧16号から、国道246号に左折したところの中央分離帯にたくさんの寒椿(さざんか?かもしれません。)が植えてあって、この寒さの中、見事な花を咲かせています。周りには茶色になった冬枯れの夏草がそのままなので、その葉の緑と花の紅(くれない)は一層引き立ちます。梅の花もそうですが、なぜ昆虫もいないこんな寒い季節に花を咲かせるのか、植物学的にはわかりませんが、寒さの中でも生命の力強さを感じて、見るたびに励まされます。 私たち一人一人の人生も、いつまでも冬のような時を過ごさなければならない時もあると思います。そんな時は少しでも早く冬が過ぎ去ることを願うものですが、最近そうでもないこともあるような気がします。 神様の創造の御手は、もっと複雑で寒椿のように、冬だからこそ咲く花もあります。私たちの人生にも、一生冬のままでも、だから咲かすことができる花があるのかもしれないと思えるようになりました。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |