広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2014/10/05
人はその時がわからない


 創世記 19章 24-25節


「そのとき、主はソドムとゴモラの上に、
 硫黄の火を天の主の所から降らせ、
 これらの町々と低地全体と、
 その町々の住民と、
 その地の植物をみな滅ぼされた。」

  御嶽山の噴火の様子をテレビで見ていましたら、噴火の瞬間をたまたま撮っていたテレビ局の映像が放送されていました。最初、人々は(テレビを撮っていた人々も)何が起こったのか良く分からなかったようです。秋空のもと、紅葉の少し始まった秋の尾根道を人々がゆったりと歩いています。遠くで小さな白煙が上がりました。それが、みるみる大きくなり空一面を覆い尽くしていきます。でも人々はあまり動きません。テレビを撮っている人の「あ、噴火だ」と言う小さな声が聞こえます。それでもあまり人々の動きがありません。白煙はその間も巨大になって、尾根の上の方にいた人々を飲み込んでいきます。そこでやっと「避難した方がよさそうだ」と言う声が聞こえます。
 しかし、その時は火山灰が降り注ぐ「ザ―、ザ―」という音と、周りが火山灰に埋もれていく様子が映されていました。その後の映像はありませんでしたが、その時「人は、危険に関してそれを目の前にしなければわからない」のだと強く思いました。

 「ソドムとゴモラ」の時、人々はロトから警告を受けながら、天から硫黄の火が降って来るまでわかりませんでした。そして、わかった時はもう手遅れでした。今の時代、神様は恵みのゆえに、直接の裁きはありませんが、「わかった時では、もう手遅れ」ということはあると思います。絶えず霊的な目を開いて、少しでも手遅れにならない人生を歩みたいです。

(文=松本俊雄 牧師)


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