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2013/11/17 子ども祝福式 子どもの心が壊れないように祈り続ける 哀歌 2章 19節 「夜の間、夜の見張りが立つころから、立って大声で叫び、 あなたの心を水のように主の前に注ぎ出せ。 主に向かって手を差し上げ、 あなたの幼子たちのために祈れ。 彼らは、あらゆる街頭で、 飢えのために弱り果てている。」 今年も、「子ども祝福式」を行うことができ、感謝しています。学校を卒業し7年間民間の会社で働き、29歳で小学校の教員となりました。なってすぐに、生徒指導(学校全体の問題行動や指導に特別な配慮が必要な子どもたちについて対処する部署)の係りをやらせていただきました。先輩の先生から「生徒指導は生徒理解に尽きる」と教えられました。できるだけ、それらの子ども達の心を理解するように努めました。驚きました。多くの子ども達の心は壊されていると思いました。自分が今まで経験も考えもしなかった苦難と劣悪な環境の中で生きてきたことがわかりました。 子どもの心はガラスだと思いました。一度壊されたら、その破片は自分も相手も傷つけていくなぁと思いました。何とか回復するように担任の先生がたと考えながら、多くの試みをしました。しかし、その道は昔も、今も本当に遠いと思います。なぜなら時間は待ってくれないし、もとに戻せないからです。そんな中で、このみことばに出会いました。自分はまだ祈ることができると思いました。祈りは人間の限界や力を越えて働く神の力ですから、どこまでも希望をもって祈ることができます。生涯子どものために、祈るものでありたいです。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |