広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2013/09/01
自由研究はわくわくするもの


 創世記 1章 1−3節


「初めに、神が天と地を創造した。
 地は茫漠として何もなかった。
 神の霊が水の上を動いていた。
 神は仰せられた。『光があれ。』
 すると光があった。」

 9月になり、新学期が始まりましたが、夏休みの後半に少し気になることがありました。それはテレビや新聞に子どもたちの夏休みの自由研究の話題がけっこう取り上げられ、ヒントや具体的なやり方まで紹介されていました。また書店をのぞいて見ると、自由研究のコーナーがあって、ヒント集や、資料が並んでいました。中には詳しい手順やまとめ方まで書いてあるのもあり、これでは自由研究の一番大切なものが味わえないのではないかと思いました。

 子どもの頃(今から60年近く前)、あまり勉強はしませんでしたが、自由研究(工作を含めて)は好きでした。とくに、夏休みになると、今年は何をやろうか、どんなものを作ろうかと、それを考えるだけでわくわくしました。そして、テーマや題を決めるまで一番楽しかったような気がしています。もちろん、今考えると、すべて手作りでしたので、完成度は今の幼稚園児が作るような出来栄えでした。しかし、それでも本人は意気揚々と9月1日になると風呂敷に包んで、学校に持っていきました。そして先生はそんなものでも、ほめてくださり、時々金賞や銀賞の紙を貼り、廊下に展示してくれました。

 教会に来るようになって、神は「無」からすべてのものを創造されたと聞いたとき、神様は期待してわくわくしながら、天地を創造されたのかなと思い、自分の存在に少し肯定的になれました。


     
(文=松本俊雄 牧師)


バックナンバーはこちらから

 copyright(c)2012 単立町田バプテスト教会 all rights reserved