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2013/08/11 鏡で見るだけではスタートしただけ ヤコブの手紙 1章 22-24節 「みことばを実行する人になりなさい。 自分を欺いて、 ただ聞くだけの者であってはなりません。 みことばを聞いても行わない人がいるなら、 その人は自分の生まれつきの顔を 鏡で見る人のようです。 自分をながめてから立ち去ると、 すぐにそれがどのようであったかを忘れてしまいます。」 聖書を初めて読んだ時、聖書は心の鏡だと思いました。それは、自分しか知りえない心の奥の思いを明確に書き出していたからです。しかし、鏡には一つの欠点があります。その前から立ち去ると、それがどのようなものであったかをすぐ忘れてしまうからです。そんな私たちに、聖書は、みことばを実行する人になりなさいと勧めています。それは、みことばを実行することによって、初めて自分の弱さと足りなさを知って、神の力を体験し、自分のものとして身につくからでしょう。 「霊に属する人、肉に属する人(丸屋真也著、いのちのことば社)」に『学ぶことと成長することは別である。聞いたことがすぐに身についたように勘違いしてしまうことがあるのです。学ぶことはスタートに過ぎません。そこから実態を伴って、継続した成長を遂げていかなければなりません。』とありました。これを読んで、本当にそうだと思いました。 人生にとってスタートすることは大事なことでしょう。スタートがなければ、次がないからです。しかし、だからといってスタートだけで終わるなら残念です。励まし合って、共に信仰のゴールを目指しましょう。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |