広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2013/06/30
なぜ福音を伝えるのか


 使徒の働き 15章 10節


「それなのに、なぜ、今あなたがたは、
 私たちの父祖たちも
 私たちも負いきれなかったくびきを、
 あの弟子たちの首に掛けて、
 神を試みようとするのです。」

 先週のCS成人科で、使徒15章のエルサレム会議について学びました。福音がユダヤ人たち以外の異邦人たちにも伝えられ、ユダヤ教の背景を持たない人々がキリスト者になり教会に加わりました。そこで、新たな問題が出てきました。それは、異邦人キリスト者がユダヤ教の律法を守らなければならないかどうか、という問題でした。そこで、異邦人教会の中心であったアンテオケ教会から、パウロとバルナバとその仲間のうち幾人かが、この問題について使徒たちや長老たちと話し合うために、エルサレムに上り、会議を開きました。そこで使徒ペテロが言った言葉が上記の御言葉です。

 ここで言われている「私たちの父祖たちも私たちも負いきれなかったくびき」とは、直接的には「旧約聖書」の律法のことですが、私たちはユダヤ人ではありませんが、「負いきれないくびき」はだれにでもあると思います。ヨハネの福音書8章24節に「それでわたしは、あなたがたが自分の罪の中で死ぬと、あなたがたに言ったのです。もしあなたがたが、わたしのことを信じなければ、あなたがたは自分の罪の中で死ぬのです。」とありますが、信仰を持って少しずつ聖書を読むようになるにつれ、だんだん自分の罪深さを強く示され、罪を持ったまま死んでいくのだけは、やりきれないと思いました。
 しかし、そのためにこそ、イエス・キリスト様は、私の罪のために十字架で死んでくださったことがわかり、救いの感謝があふれ出ました。それから今まで、少しでも福音を宣(の)べ伝える者になりたいと心から願う者になりました。

     
(文=松本俊雄 牧師)


バックナンバーはこちらから

 copyright(c)2012 単立町田バプテスト教会 all rights reserved