広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2013/06/02
枯れた草花をほめてあげたい


 使徒の働き 20章24節


「けれども、私が自分の走るべき行程を走りつくし、
 主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を
 果たし終えることができるなら、
 私のいのちは少しも惜しいとは思いません。」

 暖かくなり、教会の花壇の草花の植え替えの時期になりました。教会の花壇は、毎年、教会のあるご婦人のご夫妻がデザイン、草花の手配、植え付けをご奉仕してくださいます。計画では今週行うことにしていましたが、先週の金曜日(5/31)にトールの作品展があったため、1週間早めて行いました。まだきれいに咲いてあるパンジーの株もあり、かわいそうな気もしましたが、この先さらに暖かくなると一気に枯れてしまうので、思い切ってきれいに抜き取りました。草花はどんなに丁寧に世話をしても1年しか生きられず(正確には1シーズン)枯れていきます。しかし、それでなくなってしまうのではなく、種や球根などを残していきます。そしてまた、その草花の季節がくると芽生え、生き生きと咲き誇ります。
 私も人生の折り返し点を過ぎ、残された時間もわずかになってきました。三浦雄一郎さんは、80歳でエベレストに最高齢登頂の記録を作り、同年代の方々にエールを送りたいと語っていました。それも素晴らしい人生だと思います。しかし、三浦さんには申し訳ありませんが、神を信じ福音の証し人として生きるなら、枯れていくことも本当に感謝な人生だと思わされています。

 今年の冬は寒さも厳しく大雪の日もありました。今まできれいに咲いてくれたと、草花をほめてあげたいです。

     
(文=松本俊雄 牧師)


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