広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2013/04/07
鉄筋コンクリートの解体工事

 Tペテロの手紙 1章24−25節


「人はみな草のようで、その栄えは、
 みな草の花のようだ。
 草はしおれ、花は散る。
 しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」

 成瀬駅から成瀬台に向かう道路の左側にあった大きな店舗の解体工事が行われていました。相当大きな鉄筋コンクリートの建物です。最初はたしかトヨタの自動車販売店で、その後、眼鏡店に長い間なっていました。それもうまくいかなかったのか、閉店になりしばらくそのままでした。そして他に使用できなかったのか、ついに解体工事が始まりました。私は同じ建物でも木造と鉄筋コンクリートの建物を解体するのでは何か大きな違いがあるように感じています。それは、心のどこかに木造はいつか朽ち果てていくという前提の上に建てているのに比べて、鉄筋コンクリートの場合は半永久的という思い込みがあるのかもしれません。そういえば、首都高速道路も東海道新幹線も築40年以上経ち、全面改修工事の計画があることをニュースで報じていました。
 私たちは信仰によって、この世のものはいつかすべて過ぎ去ると信じていますが、現実には、これだけは大丈夫だろうというものを持っており、それを頼りに生きているように思います。だから、神様は時々、試練や困難を通して今あるものを取り去り、本当に頼るべきものは何かとを教えてくださるのかもしれません。鉄筋コンクリート解体工事を見るたびに、この世のものは、すべていつか過ぎ去ることを忘れないようにしたいと思います。

     
(文=松本俊雄 牧師)


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