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2013/03/10 雑草は根まで抜かなければ へブル人への手紙 12章 15節 「あなたがたはよく監督して、 だれも神の恵みから落ちる者がないように、 また、苦い根が芽を出して悩ましたり、 これによって多くの人が汚されたりすることのないように、」 暖かくなり、教会の花壇にも雑草が目立つようになり、草取りをしました。私は農家で育ちましたので、小さいころは畑の草取りをさせられました。その時、母はいつも、草は根から抜くようにと注意しました。しかし、子どもの私たち兄弟は、広い畑の草を取るのがなかなか大変で(早く終わらして遊びたい気持ちもあったので・・・)、根まで取るのが面倒なので、つい以上の草だけ取って終わりにしてしまいます。しかし、その結果は少し、経つとはっきりとわかりました。私たち兄弟の取った根が残っている場所は、一週間も経つうちに一雨あると、取る前と同じくらい雑草が生えてしまいます。しかし、母のこのことについては、何も言いませんでしたが、私は内心、言うことを聞いておけば良かったと後悔しました。中学生になり、部活や勉強で忙しくなり、農家の手伝いもほとんどすることがなくなりましたが、このことは大人になって、どんなことをする時も大きな力なりました。 キリスト者として、日々神と人との前に良いことをしたいと願っていますが、その前に自分の心の中に、「苦い根」があるなら、いつか必ず芽が出てきます。雑草を見るたびに、自分の心に厳しくしなければと言い聞かせています。 (文=松本俊雄 牧師) バックナンバーはこちらから |