| 今週のトピックス |
| 2013/02/24 自分の奥底にある狂気 箴言 19章 3節 「人は自分の愚かさによってその生活を滅ぼす。 しかもその心は主に向かって激しく怒る。」 グアムで、通り魔的な犯罪で日本人観光客の3人が亡くなり、10人の方々がけがをされました。テレビで容疑者の姿が映されていましたが、それを見てドキッとしました。それは眼つきが昔の自分と似ているように思えたからです。以前、日本でも同じような事件が何回かおきましたが、私はこのようなニュースを聞くたびに上記の御言葉を思いお越し、信仰が与えられたことを本当に感謝しています。 信仰を持つ前の私は、挫折や失敗の連続で、人生の何もかもが嫌になり、自暴自棄の世界に生きていました。それは自分の人生をもっと壊したいという思いと、それだけで気がすまず、他の人の人生も壊したいというものでした。一人静かにそのことを考えていると、自分で自分の心の狂気に何とも言えない恐ろしさを感じ、どんどん深みに吸い込まれていくようで、もう後戻りができないのではないかと感じました。 そんな私が、神様の恵みにより信仰に導かれました。そして、すこしずつ聖書を読むようになり、上記の箴言のみことばに出会い、「これは自分の心を現わしている」と感じました。人は人生がうまくいかない時、その原因を探したいものです。そして、自分を悪者にすると生きていけないので、最終的には神に向かって激しく怒り、また社会に対して激しく怒るのかもしれません。生きている限り、この素晴らしい福音を宣べ伝え続けたいと願っています。 （文＝松本俊雄 牧師） バックナンバーはこちらから |